ディズニーの新作アニメ"A Few Good Ghosts"の制作を中止することを発表しました。プロジェクトとしては２５％程度の進捗だったようですが、これまでもタイトルが２度変わるなど順調とは言えない状態だったそうです。これまでもアニメ部門の縮小を続けてきたディズニーですが、今回はさらにフロリダ ディズニーワールド内にあるスタジオの閉鎖も検討しているとのこと。あそこはアトラクションとして中を公開していたりもして凄く良かったんですけどねえ。プロのアニメータさんがこんな風にアニメを製作しているんだよって直接説明してくれたり、さらさらってミッキーなんか書いたのを、見学してる小さな子供にあげたりと、とても楽しくてディズニーワールドに行ったら必ず寄るべき！っておすすめの一つだったのに・・・。
ちなみにフロリダのスタジオではこれまで自分のお気に入りムーシューが活躍する「ムーラン」、今年公開された「リロ＆スティッチ」、来年公開される「ブラザーベア」（米国では公開中）が制作されていたそうです。
９０年代前半にリトルマーメイド〜美女と野獣〜アラジン〜ライオンキングという第二次黄金期を迎えたディズニーアニメですが、勢いに任せて規模を拡大したもののその後はヒット作に恵まれず、現在にいたり、リロ＆スティッチはディズニー製作映画としては久しぶりにヒットしたものの、アカデミー賞長編アニメ賞は自らが配給した「千と千尋の神隠し」にとられてました。
来年はピクサーのファインディングニモでしょうし、純粋な意味でのディズニーアニメの受賞はしばらくなさそうです。
もともとがアニメ制作で始まった会社だけに、最近のアニメ部門の不振と規模縮小は今後に不安を感じてしまうのですが。
なによりも、ディズニーワールドに行った時の楽しみが一つ減りそうって事でなんとかフロリダのスタジオ閉鎖は避けてほしいもんです。
