ジャッキー・チェンの新作映画「シャンハイ・ナイト」を観てきました。舞台は昨日見たラスト・サムライとちょうど同じ頃のイギリスになります。
一応この映画はシャンハイ・ヌーンという映画の続編ということになってはいますがいきなりこの映画を見ても大丈夫なお話です。
出てくる主人公2人が一緒なだけで話に前作からのつながりはありません。
脇役としての登場人物も有名喜劇俳優や殺人鬼、推理小説家などが意外な場面で出てきて知ってる人はニヤリとしてしまいます。
[シャンハイ・ナイト]:http://www.movies.co.jp/shanghaiknight/
ジャッキーも49歳ということで、さすがに歳をとったなと見える所はありますが、派手なカンフーではなくてもエンターテインメントを意識してたコミカルなカンフーを更に発展させています。これは、香港映画ではなく、ハリウッドでの彼の映画に共通する部分はありますが。
結果として娯楽作品としてはとても楽しめる出来に仕上がっています。
妹のリン役のファン・ウォンや敵役ラズボーン卿のエイダン・ギレンはさすがに若いだけあって切れのある動きを魅せてくれて、カンフー映画の醍醐味である爽快感も十分に得られます。
んで、おとぼけ役のロイ・オバノンを演じるオーウェン・ウィルソンがまたいい味を出しています。情けないキャラを見事に演じていますが、彼がいることでジャッキーのコミカルな動きがより引き立っています。
元々ジャッキーの映画は人がえぐい死に方をする部分を見せないようにしてあって小さい子供から楽しめる作りになっていますが、この映画も家族連れで楽しめる映画だと思います。
もちろん、お約束のNG集もエンドロールには付いていてお得感もばっちりです。
新所沢ではもともと興行期間が短い上に、ラスト・サムライの先行上映で数少ない上映回数をさらに減らされるという憂き目にあってますが、彼の映画が好きな人ならお勧めできるんじゃないでしょうか?
ちなみに、ガトリング砲が昨日観たラスト・サムライと同じく新兵器として登場していて、しかも同じ性能だったのは妙な偶然で面白いなと感じました。映画の毛色は全然違うんですけど、たまたま同じ時代を舞台にした映画だったんですよね。
あ、敵役1(名前忘れた)の最後はディズニー映画「ムーラン」の最後と一緒で笑えます。