Site.M from 新所沢

"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

ディズニーが米ケーブルテレビ最大手のコムキャストから買収を持ちかけられていた!

最近、アニメ部門の不振が著しいウォルト・ディズニー社ですが、アメリカのケーブルテレビ最大手コムキャストから既にある負債119億ドル分も含めて660億ドルでの買収を持ちかけられていたようです。

コムキャストはディズニーの価値を1株当たり$26.47と評価。(10日終値は$24.08)ディズニー1株につきコムキャスト0.78株という交換になる模様です。

確かに、ディズニーは最近不振だし、旧作をDVD化して再発売という新手の儲けもそろそろDVD化されていない名作がなくなりつつある現状を考えるとこの先が心配ではあるのですが、どこかの会社に買収されてしまうというのは寂しすぎます。

アイズナーCEOは断ったようですけど、この話をうけてディズニー株は急上昇、時間外取引では$27.90まで上がったようです。思わぬところで持ち株の価値が上がったのはいいのですが、やっとテーマパーク部門でも回復の兆しが見え始めたところなので買収には応じて欲しくないなと思います。

しかし、この会社ウォルトが亡くなった後にも一度経営不振に陥って買収される危機になった事がありましたけど、またそんな話が出るようになってしまったんですね。90年代は第二期黄金期で4大テレビネットワークの一つABCを買収したくらいイケイケだったのに・・・。

たぶん、コムキャストはスポーツチャンネルのESPNを高く評価しているのだと思うのですが、一部の映画部門なんかは切り売りされちゃうかもしれませんね。

とりあえず、自分は小口ディズニー株主としてこの買収提案には反対です。

[コムキャストは540億ドルでディズニーの買収をもちかけている(ロイター)]:http://honyakuinfoseek.infoseek.co.jp/amiweb/browser.jsp?url=http%3A%2F%2Fbiz.yahoo.com%2Frb%2F040211%2Fmedia_disney_7.html&display=3&c_id=honyakuinfoseek&langpair=EN%2CJA