航空公園を出て少し行くと市内を横切る「東川」という小さな川にぶつかります。
この東川の両岸が桜並木になっていて、桜の季節になると提灯が飾られたり、夜桜用のライトアップがされたりしているらしいことを聞いてました。
一度、秋に東川沿いを歩いた事があるのですが、桜の季節に歩いた事はありません。
!5 川沿いに続く桜並木
そこで、今回はこの東川沿いに桜並木を制覇していこうじゃあないかという訳です。
これは所沢の欠点でもあるのですが、市内中央部の道が狭いので航空公園から桜並木のスタート地点まで行くまでもすぐ横を車が通過して難儀します。
しかも、この季節は桜並木を見に来る人が他にもいますからただでさえ狭い道を人と車がすれ違いながら進む事に。
もう少し道幅が広ければ市としても観光名所として大々的に宣伝できるのでしょうけれども、この道の狭さではそれも難しいのかも。
東新井から桜並木は始まっていますが、最初は歩道のない道路沿いを歩く事になります。
ここも例によって道幅が狭いので、車の通行量が減りますけどちょっと注意が必要です。
!5 桜並木は続くよ〜 川沿いに〜
川縁に続く桜並木の他にも春の花がところどころ咲いていて気持ちのいい道なんですけどね。
!5 ムラサキダイコンと川に浮かぶ桜の花びら
川の流れが弱まった部分になると、花びらが川一面に浮かんでいて、そのまま上を歩けそうな感じになってます。
!5 桜のじゅうたん
よく見ると、ビニール袋なんかのゴミも浮いちゃってます。花びらが一面に敷き詰められているので余計に沈まないんだろうなあ。
でも、せっかくの綺麗な景色が台無しですから、きちんとゴミは持ち帰りましょう。
桜並木の中には、枝垂れ桜も混ざっています。枝垂れ桜って色っぽいんですよね。
柳は同じ枝垂れ植物でもユーレイ話のせいで不気味さも併せ持っちゃってますけど。(かわいそうに・・・)
!5 艶やか枝垂れ桜
川沿いに桜並木っていう組み合わせは他にもありますけど、東川は手頃な川幅ということもあって、両側の桜並木がいっぺんに楽しめてお得感があるのが特徴。
川沿いの風にのった桜吹雪も見事です。
桜は淡いピンクでたくさん咲いていてもどぎつくならないのがいいですね。そういう所が「わび、さび」なのかもしれませんが。
はかなく散ってしまう姿もまたいいですし。
!5 風流ですなぁ
思えば、杉の木なんてものは花粉が問題になってしまって、この季節になるとかなり悪名高くなってしまっていますけど(人間に植えられたのに)、桜は花粉が問題になんなくて良かったですね。
これだけ日本中あちこちに桜が植えられてますから、花粉が問題になったりすると、えらい事になります。
外国人が日本人の花粉マスクをしている姿を見てをテロへの警戒と勘違いするまで物々しくなってしまった花粉症問題。
これが桜花粉だったら、花見をどうするかで大問題になるんでしょうね。(今の所問題ないみたいですけど)
更に進んでいくと、烏骨鶏の養鶏場がありました。
高級タマゴですよね。高級カステラとかに使われる。
!5 烏骨鶏だ
牛沼の方まで来ると、川沿いの車の道はなくなって歩行者専用の道になります。
ここら辺まで来ると歩いている人もまばらになってきますが、地元の人が庭や家の前の道でバーベキューをしていたりと観光地というよりは生活感が漂うようになってきます。
松郷では、地元自治会の花見もやってました。
帰ってから調べてみると桜並木は東新井〜松郷までの約3kmということでしたのでもう少しいけば終点まで制覇できたようです。(悔しい)
!5 桜並木は続く・・・
とりあえず、夕方になってきたのでこれから歩いて帰らなくてはいけないという事もあって今回は松郷で引き上げる事に。
!5 松郷
松郷という地名は、となりのトトロでメイを探して七国山に走るサツキがオート三輪の若者にどこから来た?と聞かれて「松郷」と答えたあの松郷です。
愛知万博にある「サツキとメイの家」が三鷹市はジブリの地元という事で、東村山市は七国山のモデルとなった「八国山」をもっている縁で、所沢市は宮崎駿監督在住というのと、もともとトトロの舞台となったのが所沢という事で誘致合戦になってます。
製作中の仮題は「所沢のおばけ」で、トトロという名前の由来もトコロザワから来ているそうです。
と、さりげなく所沢をアピールしてみたり・・・。
個人的にはジブリ美術館に併設するなら三鷹でいいんじゃないかという気もしますけど。
松郷からはケヤキ並木を航空公園に向かって帰ったのですが、道ばたにある畑からの土ぼこりがひどく、難儀しました。
コンタクトレンズの人は要注意です。
!5 ほこりを避ける為、こうやって歩きましょう