前のエントリーで書いたさきたま古墳群、下のイラストマップを見てわかるように古墳がこれでもかってくらいあちこちにあります。
!5 あちこち古墳だらけ
古墳なんて、小学校6年生の歴史の授業、しかも始めでちょっと習うだけの存在でしたが、身近な所に実在しているのであれば話は別です。
せっかくなので古墳というものを見に行ってきました。
まず、古墳といって思い浮かぶのが「前方後円墳」というタイプだと思います。
世界最大の敷地面積を誇るお墓として有名な「仁徳天皇陵」もこのタイプです。
鍵穴のような形をしていますが、前方/後円という名前の通り丸い方が後ろという事になります。ま、どっちが前でもいいですけど。
!5 前方後円墳の例 稲荷山古墳(主軸長120m 高さ11.7m)
稲荷山古墳からは金錯銘鉄剣(きんさくめいてつけん)などの国宝指定を受けるお宝が出土してます。(←お宝いうな)
そして、円い古墳を円墳といいます。
!5 日本最大の円墳 丸墓山古墳(主軸長105m 高さ18.9m)
ここは、石田三成が忍城水攻めの本陣にした場所で、古墳の南側にのびる直線の道は水攻めの時に作った堤防の名残だったりします。
堤防が決壊した時、三成君は古墳の上でさぞ慌てた事でしょうなぁ。
!5 上はそんなに広くありません。
その他にもこの古墳公園には小さな円墳がたくさんあります。
!5 この写真のまるで囲んだ所にも3つの円墳が。
公園として整備されているので、昔の偉い人のお墓のすぐ隣で遊ぶ人たちがいるわけです。
いいんだろうか・・・。
将軍山古墳という前方後円墳では、はにわが実際に置かれていて昔の様子を伺い知る事ができます。
!5 まるでタイムスリップしたかのような感じに
ここでは、古墳の中にも展示館が作られていて、横穴式石室が公開されてます。
副葬品などもレプリカが置かれていてどのような様子だったかがわかってなかなかお勧めの場所です。
入場料がさきたま資料館とセットで50円というのも良心的。
今回は時間の都合でこれしか古墳を見てませんが、ポピー畑もあった二子山古墳なんかは武蔵国(埼玉/東京/神奈川)で一番大きな前方後円墳だったりします。
古墳を見るなんてあんまり機会がないと思いますけど、昔習った事を頭の端において見てみるとなかなか感慨深いものがあります。