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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

株価がかなり下がってますが

村上さんが逮捕されたり、アメリカのバーナンキ爺さんがまた変な事を言ったりしたせいで今週に入ってだいぶ株価が下がってます。

信用取引をしている人は追い証が発生したりして、株を売ることになってさらなる下落要因になっていたりもします。

でも、現物で取引している人は別にあわてる必要もないなぁってのが自分のスタンスです。

例えば自分が保有しているパルコなんて週初めには1,234円でスタートしたのが今日の終値が1,121円。約10%の下落です。

村上さんやトレーダーと呼ばれる人たちは「株価」に注目するので株価が下がると騒ぎますが、会社の「価値」に注目している投資家は別に会社の価値がこの1週間で下がった訳ではないので気にすることはありません。

パルコの売り上げや利益率がこの1週間でいきなり10%落ちた訳じゃないですから。

いずれ、株価と会社の価値が同じ水準に収束します。

会社の価値=株式時価総額という訳ではありません。

そういう評価をしちゃうと日々の値動きが気になってしまいます。会社が将来的に生み出す利益を会社の価値として考えると、別にこういう全体的な暴落時でも割安かつ優良な会社を追加で買おうかなって思うだけです。

さわかみファンドは優良な会社を割安に購入して高くなるのを待つバリュー投資、村上ファンドはしょーもない会社を割安に購入して現金を配当で引き出したり、株価を高くして売り抜けたり、荒っぽい手法で市場に参加するやくざみたいなものでした。

悪代官が納める領地に、水戸黄門が来てこらしめてくれるなら世間も喝采してくれるんでしょうけど、やくざが悪代官をゆすって金儲けしようとしても世間は喝采してくれません。

確かに、悪代官を懲らしめようとしているという部分では黄門様もやくざも変わらないんですけどね。

だからといってやくざのやってることをほめられるかと言ったらそうもいかない訳で。

現物で取引している人は一度手じまって後で参加し直そうと思っても証券会社が儲かるだけですからね。長い目で見て投資しているのであればそのままにしとくのが賢明ではないでしょうか?

そろそろボーナスの時期ですけど、去年の冬のボーナスの時期と違って暴落気味の今は投資するチャンスだなぁって思えるくらいじゃないと長期投資は向かないと思います。