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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

細野晴臣トリビュートアルバム

細野さんのトリビュートアルバム。

トリビュート・アルバムって「いいな」って思える楽曲がある一方で「なんだこれ?」っていうがっかりな楽曲が混ざっていたりしていまいちなものが多いんだけれども、このアルバムに限っては「いいな」っていう曲ばかりで相当嬉しいです。(それにしてもYMOのトリビュートはひどかった)

細野さん自身による「ろっかばいまいべいびぃ」のピアノデモバージョンで始まって新作の「Humming Blues」のデモバージョンでしめるというのもまた味のある構成なんだけれども、早く細野さんの新作を聞きたくもなります。

ヴァン・ダイク・パークスの「イエロー・マジック・カーニバル」はさわやかな出来だし、コシミハルの「わがままな片想い」はかわいらしい、リトル・クリーチャーズの「ハイスクール・ララバイ」に至っては見事なまでにJazzになってしまっていて凄すぎです。

口ロロの「北京ダック」は合唱風で面白いし、ヤノカミの「恋は桃色」は矢野さんの歌声が素晴らしい。「スポーツマン」をユキヒロがやったのはテクノに自信を取り戻した証拠なんだろうな。

とにかく、全ての曲がいい出来で買って良かったと心底思えるアルバムでした。

秋にはトリビュートの第二弾が発売されるそうなので、そっちも楽しみ。

「はらいそ」とか誰がやるんだろ?