僕たちが泊まったシャングリラ・ラサリア・リゾートは自然保護区域をホテルの敷地内に持っていて、そこでは親をなくしたオランウータンの子供をジャングルに戻すプログラムが実施されています。
ラサリアで4歳になるとセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに送られて森へ戻るという事ですので、こちらの方がよりかわいい子供のオランウータンを見ることができます。
サル学を大学で学んだvegeにとって、このオランウータンウォッチングが今回の旅最大の目的で、ルックJTBだとオランウータンの里親プログラムに自動的に参加することになり、ツアー代金にオランウータンウォッチングが含まれていました。(通常は大人50RM 16歳までの子供10RM)
かなり人気のプログラムで、かつラサリアリゾート宿泊者を優先するため別のホテルに泊まるとなかなか予約がとれないそうです。
オランウータンウォッチングは10:00と14:00の1日2回行われていますが、僕らは14:00ので予約ができました。15分くらい前にネイチャーセンター(テニスコートの横にあります)に来てと言われていたので早めに行ってボルネオの動植物について書かれたパネルを見たりして時間をつぶしてました。
まず最初にオランウータンについての10分くらいのビデオを見て、いよいよオランウータンの待つ森へ出発です。
僕らはジャングルの中を歩くという事で登山や山歩き用の靴をわざわざ持って行っていたのですが、欧米系の人は水着にシャツはおって下はビーサンなんていう軽装な人なんかもいて、そういうものなのかとちょっと拍子抜け。
季節が良かったのか虫除けスプレーが効いたのか虫はほとんどいませんでした。
10分くらい裏山を登ると(それなりに急な坂です)オランウータンの餌付けの場所に到着。
僕らが着いたときには既にオランウータンが4匹食事中でした。基本的に自然の中に放し飼い状態で、食事の時間に来るか来ないかは運まかせというプログラムなので必ず見られるわけではないので、4匹も見られたのはラッキーでした。
食事が終わっても森にすぐには帰らずに結構木に登って遊んでたりしててかわいいです。
(レンジャーの方の話だと子供だかららしい)
結構しなりのある木なので、木から木へ移ったときなんかはバサっと木が戻る結構大きな音がします。コントだと別のオランウータンにバシって当たったりするんでしょうけどそんな事はありませんでした。
オランウータンを見ている人を見るのも実は面白かったりします。
オランウータンはかなり器用にロープをつたったり、木登りしたりしますが、時々地面を歩いたかと思うと前転したりとなかなか飽きさせません。
途中でだんだん人が帰り始めるとオランウータンはだんだん人に近づいて来てくれるようになりました。
このツアーは時間一杯最後まで残ることをオススメします。
赤ちゃんオランウータンはまだ木登りもよいしょって感じでゆっくりゆっくりで見ていてハラハラします。
vegeが人間の赤ちゃんそっくりと言ってましたけど、確かに赤ちゃんの時はこんな感じかも。
時間一杯、レンジャーの方に戻るように言われるまで堪能してきました。
ネイチャーセンターに戻ってからは絵はがきとピンバッチを買ったのと、翌朝のジャングルウォークの予約をして部屋に戻りました。