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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

「上質な中産階級」を開拓するかいたく投信

ロイターのインタビュー記事にかいたく投信の森本社長が出ていました。

インタビュー:「上質な中産階級」に焦点、年7%超の利回り目指す=かいたく投信社長

このインタビュー時期によると既存の金融機関は富裕層に目が向いているが、かいたく投信は20代から30代の働く層をターゲットにしているそうです。

アセットはないがフロー所得のある20─30歳代の働く層に対し、将来への資産形成ができる長期投資にフォーカスした投信を提供しなければいけない、と考えたからだ。

まさにうちはターゲットに相当しますね。

現時点での口座開設者の分布では30代が最も多くて、男女比は男性が90%、65%以上の人が積立も申し込み済みということでまさにターゲットとしていた層に選ばれているようです。

資産形成層に長くつきあってもらえるとじっくり成長するファンドに育ちそうです。

そして、かいたくファンドの運用目標は10年で2倍になる7.2%だそうです。

株がメインの国際分散ファンドだとだいたいそのくらいになりますね。

今後組み入れるファンドとしては米国株ファンド、そしてコムジェスとのエマージングファンドが組み入れていない中国のウエイトが高いアジア株ファンドを予定しているそうです。いまのところ現金ポジションが13%ありますが、そこを割り当てるのか?それとも新規組み入れに際してまたアセットアロケーションを変えてくるのかも興味深いところです。

かいたく投信の損益分岐点は120〜130億円で、来年度の達成を目標にしているそうです。

初期設定は7,200万円でしたが、どうでしょうか?

長期投資型FoFの第一号とも言えるありがとうファンドが現時点で67億円という事を考えるとちょっと厳しい気もしますが、日本株への比率が低いのがかいたくファンドの特徴なので、ある程度時間がたって結果を残すようになると口コミで広がると思ってます。

いまはまだおらが街ファンド3本が同じようなファンドという目で見られているところがありますが、それぞれアセットアロケーションが違うので結構運用成績は異なってくると思うんですよね。

rennyさんがちょうど来月から定点観測するそうですから、そちらも注目です。