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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

WILLCOM 03のタッチパネルはいまいちですね

WILLCOM 03を使い始めて2日。

だいぶ長所と短所が見えてきましたが、短所といえるのが「操作感」。

iPhoneiPod touchに触発されたフルフラットなタッチパネルを採用しているのですが、いかんせんWindowsMobileというOSはスタイラスでのタッチ操作を想定した設計をしていて指でのタッチ操作を想定していません。

そのため、アプリケーション毎に操作感が違うんです。

OSはMicrosoft、ハードと主な標準アプリはSHARP、そしてワンセグなどのその他メーカーのソフトウェアとそれぞれバラバラの設計思想を持つアプリケーションが乗っているのでどうしたって操作感に違いがでてきます。

せっかくSHARPiPhoneを意識した指でタッチできるホーム画面を作っても、同じSHARPが作ったにもかかわらずW-ZER3メールはスタイラスでのタッチを前提とした設計になっています。

また、タッチパネルも感圧式なので強く押し込む必要があり、指の腹でタッチするというよりは爪先で触るという感じにしないと反応しないというのもいまいちな点。

液晶面がふにゃってるなと思ったらメーカーの人のインタビューで横幅を抑えるためにそうなったと話していましたが、感圧式でふにゃった液晶では操作感に悪影響がでてきます。

これは私見ですが、iPhoneの対抗としていろんなメーカーがiPhoneっぽいフルタッチパネルの携帯を出してきたとしても、搭載されるすべてのアプリケーションがちゃんと指でのタッチパネル操作を前提に設計されているんだろうか?というところに疑問を感じます。

フルタッチパネル液晶だというだけで「ドコモにはプラダフォンがある」なんてドコモの社長は言ってますけど、心地いい操作感をもつユーザーインタフェースってのはアップルのお家芸ですから、なかなか他社には真似できないところだと思います。

実際03に搭載されているOperaもブラウズ画面はスムーズにスクロールしますが、お気に入りの画面なんかはスムーズにアナログなスクロールをしません。

そういう所で操作感が統一されていないなぁとWILLCOM 03には残念な思いです。

OSからブラウザ、主要なアプリケーションまで全部自前で提供しているだけ総合的に見るとiPhoneの方が勝っていますね。

せっかくなので指タッチで操作するのを前提に作られたメーラーWindows Mobileに出てくると嬉しいです。

否定的な事を書きましたが、月額費用を安価に抑えられるスマートフォンとしてWILLCOM 03は気に入っています。ただ、いまいちだなって思った点をiPod touch使いの視点からまとめてみました。