rennyさんのブログに書かれていましたが、ユニオン投信のHPが公開されていました。
労働組合が設立した投信会社らしく、「手取りの少ない勤労者がお小遣い程度で始められる」、「投資や資産運用の初心者にもわかりやすく丁寧な説明とサービスが提供される」という、想いを込めて設立した会社というセイコーエプソンの労働組合執行委員長の言葉が印象的です。
また、HPの情報公開度も最初から高く、ユニオンファンドについても目指す運用方針や組み入れファンドの選択理由などもしっかり開示されています。
こちらの「ユニオン投信が考える株式投資」というコンテンツもしっかりと株式の長期投資についての考えを述べていて、これに納得できた人であればきっと長期的にユニオン投信とおつきあいできる人になるだろうなという気がします。
ユニオンファンドの特徴は以下の3点です。
・グローバルな視点で株式に特化
・長期的にインデックスを上回る実績を持つアクティブファンドを選択
・バイ&ホールドが基本だが割高時には現金比率を高める
また、運用方針としては
日本株 15%(低成長市場だが身近で精通した市場のため)
欧米株 50%(成熟した低成長市場のため)
新興国株 35%(伸び盛りの高成長市場のため)
キャッシュ比率は0〜2%
と時価ベースと比較して欧米株を薄めに、日本と新興国の比率を高めています。
採用ファンドは以下の4本で
・さわかみファンド(日本/15%)
・ALAMCOハリス・グローバルバリュー株ファンド2007(欧米/20%)
・ニッポンコムジェスト・エマージング・マーケッツファンドSA(新興国/35%)
それぞれのファンドについて特徴と選定理由をこちらのページにまとめていて、参考になります。
キャピタルのファンド(CIF〜)はかいたくファンドに続いての登場になりますね。
また、ユニオンファンドは積み立て投資において未成年口座に限ってですが月最低3,000円からの積み立てに対応というのも特徴の一つ。
子供のために積み立てをしやすい設計になっています。
ファンドの設定は10月20日、月次レポートは毎月10日頃公開予定という事です。
個人的には口座をあまり増やしたくないという事もあり、口座開設は見送るつもりですが、投資についての考え方などがしっかり公開されていて好感を持ちました。
労働組合発の投信という意味でもどれだけスタート時に資金を集めるのかも注目です。