中国で次世代携帯電話TD-SCDMAの電波帯と隣接することから、中国のPHS「小霊通」の廃止が通達されました。
中国PHSサービス終了へ ユーザー不在の当局決定で広がる波紋(NIKKEI NET IT+PLUS)
TD-SCDMAは中国独自の3G規格で、まさに中国の肝いりで推進されている事業。
一方小霊通は最大で9,000万人超の加入者がいましたが、徐々に携帯電話へ加入者が流れて現在は7,000万人程。
減ったとはいえ、まだまだかなりの人が利用しています。
中国のPHSがなくなると日本初の技術という事でWILLCOMが推進している次世代PHSにも影響が出てくるかもしれません。
今までは中国に7,000万人のユーザがいたので海外市場のパイも見込めましたが、中国でPHSを廃止とされると国内の450万ユーザのみが対象となり、開発メーカーが力を入れてこない可能性があります。
タイとかでも小規模でPHSが使われてますが、最大のマーケットである中国で廃止されるのは痛手です。
中国でもユーザを無視した政策という事で批判が出ているようですが、国策なので覆される可能性は低いんじゃないかなあ?
こうなってくるとウィルコムも苦しいかもしれません。