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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

バークシャーの株主総会潜入ルポ@ダイヤモンドオンライン

ダイヤモンドオンラインでウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株主総会の模様が3回の連載記事になっています。 第一回:「2008年が最悪の年」と振り返ったバフェットが株主総会で見せた本音と素顔 第二回:賢人バフェットと盟友マンガーが語る米経済の行方と儲かる銀行株の見分け方 最終回:バフェットが明言した4人の後継者候補と 託される4つの投資哲学 第一回はバークシャー・ハザウェイの紹介と株主総会の始まるまでの雰囲気なので、実質は2回目以降が株主総会の模様です。 (特に最終回が内容が濃いですね) バフェットによれば住宅市場には回復基調が見られるものの、小売・製造・サービス関連についてはしばらく回復しないとの見方を示しています。 また、ジョンソン&ジョンソン株はできれば売りたくなかったものの他にもっと良い投資案件が出て来た為に売却したそうで、ウェルズ・ファーゴ銀行についてはできれば全株取得しても良いくらい気に入っているという発言も。 今年から事前にジャーナリスト宛に株主が質問を送って、その中からジャーナリストが質問を選ぶという形式にしたので最近多かったどうでもよさげな質問は減ったみたいですね。 バークシャーの目指す4つのゴールは以下の通りなのですが、これをしっかり引き継いでくれさえすればこの先も安泰な気がします。 しっかり後継者に(この先何代続くかわかりませんが)この文化を伝えていって欲しいなと思いました。 1)バークシャーの難攻不落の財政的要塞を守ること。それは、巨額のキャッシュ、妥当な短期ローン、数々の収入とキャッシュ源の確保でなりたっている。 2)傘下企業のビジネス周辺の「濠」を広げ、二重の競合アドバンテージを確立すること。 3)常に新しく多様な収入源を確保し、開拓すること。 4)長年にわたってバークシャーに卓越した利益をもたらした優秀な経営陣の才能を広げ、育て上げること。 バフェットファンは必見の記事です。