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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

ひふみアカデミーに参加してきました

7月7日七夕に行われたひふみアカデミーに参加してきました。

2月に参加してから少し時間がたったのと折しも移転後の初めてのセミナーという事もあってどんなものなのかなと。

新しい本社はさすがに綺麗です。

セミナーに使っていた会議室はグループ共用なので無料で使えたり、移転したことで大きなセミナーを開く事ができるようになったとかメリットも話されていました。そして、便利なビルに引っ越したからといって決していきがったりはしないとも。

分配金について質問したのですが、税務当局に睨まれない程度に出さない方針だそうです。

レオスのもう1つのファンドは100円分配というどっちつかずな分配をしていたので、こっちも同じような事をしたら嫌だなと思っていたので嬉しい回答。

いつ買って、いつ売ってもいいようなまったりとした基準価額を目指す運用という事で、お金が欲しい人は分配金という形ではなく解約して欲しいという事でした。その為に信託財産留保額という名前の解約手数料もとっていないそうです。

長期投資を標榜するファンドでいつ売ってもいいですよというのはなかなか聞かないので(だいたい買い増しを薦めるので)、その辺は独特だなあと。

また、ひふみ投信を設立した目的として

お客様はお金が増えるのを求めている

運用側はインデックスに対してプラスになることを目指している

ここに大きな意識の差があるので、それをとっぱらうには運用側が直接お客様と話せる直販という形がいいと思ったというのもあるそうです。中抜きするとコストも下げられるし、お客様にとってはいい事だと。

今後の相場観については弱気で、欧米についても弱気&円高になると見込んでいるので外国株を買うのは欧米の株が下がって更に円高になった最悪の時だそうです。

投資先企業についての考え方も他社と差別化されていて製品企画から製造、物流、販売まで一括している企業を中心に選んでいるとのこと。

ヤマダ電機の独占企業っぷりやアスクルが手がけている新事業などについても初めて聞いた事で勉強になりました。

あとはソフトバンクなどいい企業だと思っていてもしっかり利食いして現金化するというのもフルインベストじゃなくて良いファンドのメリットですね。

最近雑誌で取り上げられたりして、口座開設に勢いが出て来たそうです。

ただ、お金をかけて広告するよりは雑誌記事などできるだけお金のかからない方法で宣伝していく方針とのこと。

セミナーに参加してみると、考え方とか凄くいいなと思うのですが、いかんせんまだまだ知名度が低いんですよね。

こうしてブログ記事にしたりして地道にアピールしていくのも応援になるとは思うのですが、ちょっと歯がゆいですね。

澤上さんみたいに本を書くとまではいかなくても、セミナーで話しているような事をコラムにしてHPにアップするなんていうのもどういう投信なのかを一般の人に知ってもらういい方法だと思うんですけどね。

守りながら殖すってどういう事なのか?なんていうのは目論見書に書いてありそうな言葉じゃなくてもっとわかり安い言葉で伝えた方が効果的だと思います。(月次レポートにもちょっと書いてますけどセミナーで聞く内容と比べたらだいぶ差があるので)

現状のHPだとひふみ投信ならではの特徴が投資初心者には伝わりにくいと思います。

最後の雑談で聞いたファンドマネージャーの立田さん自信の資産の1/3がひふみ投信というのも心強いです。利害が一致してますからね。

他の2/3は現金と不動産という事で、立田さんの資産形成とファンド保有者の資産形成が同じベクトルを向いているというのは信頼していいなと感じました。

これからもひふみ投信、買い続けますし、応援していきます。