12月3日の
読売新聞に
「直販系」ファンド、長期投資家が支えるという記事が掲載されました。
その記事の中で、直販系
ファンドには次のような特徴があると書かれていました。
ファンドがスタートしてから1か月たりとも「資金流出超」にならず、純流入を続けていることです。「直販系」は長期投資を理解し、実践する投資家による良質な資金に支えられた「純増系」運用会社でもあるのです。
これって凄いことです。
長期投資と毎月の積立を続けるよう啓蒙された投資家がコツコツと毎月
ファンドを購入することが毎月純増を続ける原動力になっています。
証券会社から勧められるままに
ファンドを買い替え続けるモデルとは違う生活者のための投信として根づき始めているのではないでしょうか?
小額をコツコツ積み立てる生活者の資金状況が、景気悪化の影響を受けているようです。ある投信では投資家から「仕事の状況が悪く、生活が苦しいのでしばらく積み立てを休みたい」という申し出があると聞きました。ただ、そのような中でも積み立て資金を「解約はしない、できるようになったらまた積み立ては続けたい」という方も多いとのこと。購入者のこうした「意志」が、「直販ファンド」の品質と言えます。
ある程度基準価額が上がったらすぐに解約する顧客が多いと、
ファンドマネージャーは株を売って現金化しなければならず、長期で持ちたいと思っている人にとっては迷惑にもなりますが、安定した資金流入があると、毎月ある程度までは株を売って現金化しなくても新規流入分を解約対応に回すことで
ポートフォリオをいじらずに済みます。
特に、直販系
ファンドは長期投資ということに納得して購入している人がほとんどでしょうから(一部に熱狂的なファンを持つ
ファンドもありますし)、解約対応の売却などをしなくて済むのは
ファンドの質を高めてくれます。
まだまだ小さな存在ではありますが、お金持ちじゃない人向けの資産形成ツールとして今後も直販系投信を応援していきます。