事業再生ADRで再建中だったウィルコムがついに会社更生法の適用を申請することになりました。
ウィルコムが会社更生法を適用申請 「再建に期待」と久保田社長（ITmedia）
ウィルコムは一昨年iPhoneに乗り換えるまで8年程使ってましたし、昨年末からデータ通信用に再度1回線契約している事もあり個人的には身近な企業でした。
一時期データ通信定額で蘇りましたが、モバイル通信の高速化の波にすっかり乗り遅れてしまったのが敗因でした。
社長も高速データ通信サービスのXGPをやるための資金が足りず、結局は既存PHSをやりながらXGPも同時展開は無理という判断に至ったという事です。
折悪く金融危機で資金の借り換えが出来なかったというのもマイナスでした。
今後は高速通信のXGPに関してはソフトバンクが支援、既存PHSをウィルコムが継続するという形になりそうですが、既存PHSを専業にして再建するのはそれはそれで大変そうです。
ナローバンド通信はコストパフォーマンスや安定性に優れているという面はあるものの、自分も契約している月額980円使い放題なんていうのや、若年層向けに値段を安く、しかも24時間話し放題なんて事をしていては利益を出すのは厳しそうに感じますがどうなんでしょか？
XGPへの投資をしなくて良くなる＋XGP用の基地局としての土地代レンタル費用などで事業はまわるのかもしれませんが、最近は端末もWillcom 03やNSといった全くヒットしない商品を次々と出すなど迷走気味なところもあったので、これを機に立て直して欲しいと思います。
