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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

ワリバシファンドに出資しました。

ミュージックセキュリティーズで募集中のワリバシファンドに出資しました。

ワリバシファンド

国産の間伐材は、それを運び出すコストなどとの兼ね合いでそのまま森に放置されていました。

今回、その間伐材から割り箸を作ることに成功した事により、間伐材割り箸を売り出して、使い終わった割り箸は回収してオガコとして畜産農家へ販売するという事業を開始することになりました。

それが、ワリバシカンパニーです。

今まで見向きもされなかった間伐材が売れるとなれば、地域の山に新たな雇用機会が生まれます。

また、防カビ剤で処理された輸入ワリバシやプラスチック箸に頼らずエコなワリバシを使うことができます。

中国産のワリバシは漂白され、防カビ処理されていますし、プラスチック箸にしても消毒のために高温殺菌が必要で決してエコとは言えません。

そもそもプラスチック箸があちこちで使われるようになった背景はエコの問題ではなく、中国からの割り箸輸入量が減った事にあります。

中国の割り箸も実は自国の木材を使っているのではなくロシアから輸入していました。これまではシベリアの凍土の上を木材を滑らせながら運搬していたのが、氷が溶けて運搬にこれまで以上の費用がかかることにより中国は割り箸にする木材の入手に行き詰まり、結果として日本は割り箸の安定供給に黄色信号が灯りました。

そこで導入されたのがプラスチック箸です。

毎回熱湯で殺菌するため、決してエコではないのですが、消費者へのイメージとしては木材を伐採しないで済むのでエコであるという説明をしていますが、実は日本には森林を適正に育てるために間引きをした間伐材が大量に眠っています。

それを、割り箸という商品にすることでこれまで捨てられていた木材に経済的な価値が生まれます。

しかもそれだけではありません。

実は畜産農家ではオガコ(おが屑)が不足しています。

養豚農家などでも豚のベッドにするオガコが不足していて輸入品を買ったりしますが、尖った木が混じっていたりして問題含みです。

そこで、使い終わった間伐材ワリバシでオガコを作って農家へ販売しようというのが間伐材ワリバシプロジェクトの二番目のサイクルです。

最終的にはオガコは堆肥として土に還り、良質な土を生み出します。

単純に間伐材で割り箸をつくろうというだけでない所がこのプロジェクトのスゴイところ。

鎌倉投信の受益者総会で初めて話を聞いて、ワリバシカンパニー設立説明会にも行きましたが、今回ミュージックセキュリティーズさんからファンドとして事業用の費用の募集があるという事で一口乗ることにしました。

利殖商品としてではなく、プロジェクトを支援する目的で広く賛同を集められたらという事で一口25,000円、最大でも一人当たり20口50万円までという制限を設けています。

詳細はファンドのページを見ていただくことになりますが、分配シミュレーションも用意されています(注:分配シミュレーションは割り箸の販売のみでオガコの販売が含まれていません)

出資するかどうかはともかく、割り箸の豆知識として84の疑問は読んでみて面白いです。

資金使途:国産間伐材の購入費用など

最大募集総額:41,200,000円 (最大1,648口)

出資募集単位:1口25,000円 (上限:20口50万円)

募集受付期間:

 第1次募集:2010年9月17日〜12月31日

 第2次募集:2011年1月1日〜3月31日

会計期間:

 2011年1月1日以降で、営業者の会計帳簿上に初めて本件割箸の売上計上がなされた日にち以降、最長3年間

ファンド手数料(全て出資金の中に含まれています):

 取扱手数料:出資金額の5.5%(税込)

 運営手数料:出資金額の2.1%/年(税込)

 監査手数料:315,000円(税込)

出資証明:間伐材割り箸100膳、ワリバシカンパニー特製サイモンズカード

出資者特典:

 1.飛騨高山地域の乳製品、西粟倉地域の農産物、木工品等の2,000円/出資1口相当(送料込み)の地域産品を予定

 2.株式会社トビムシアーツ千代田3331にて運営するbaitenにおける販売商品の10%割引。

参考リンク:

 ワリバシカンパニー

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 ミュージックセキュリティーズ