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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

半値でも儲かる?「積み立て投資」セミナー

昨日の昼に九段下で開催された星野さん @yasuhoshi 積み立て投資propjectの積み立て投資セミナーに行ってきました。

日時:2010年10月9日 14:30〜17:00

場所:TKP九段下会議室

12の積み立て投資の効果をグラフなどで視覚的にわかりやすく解説されていました。

1.「値下がり安心」効果 下がっても安心

2.「スピード回復」効果 素早く回復する

3.「リバウンド」効果 下がって戻ると嬉しい

4.「値上がり」効果 上がってもよい

5.「損益調整」効果 損益を調整してくれる

6.「タイミング・フリー」効果 始めるタイミングに悩まない

7.「エンディング」効果 終わりは大事

8.「プロセス」効果 プロセスも大事

9.「値動き」効果 値動きが大事

10.「継続」効果 続けるのが大事

11.「じっくり上昇」効果 ゆっくりあがるほうがよい

12.「予測不要」効果 考えてもわからない

ドルコスト平均法は買い付け価格が安く抑えられるのと、複利効果が一般的に説明されていますが、実は積み立てならではの特徴が他にもあるという事がしっかり理解できました。

一括投資の場合は一度下がってから元の値段に戻るまで評価損が発生しますが、積み立ての場合は20%まで一度戻ってもそこからトントンに戻るまでのスピードが思いのほか短いです。

逆に一本調子で上がった場合は一括投資の方が当然結果はいいのですが、それでもソコソコの利益が出ます。

9種類のポートフォリオを組んで10年間の積み立て結果を一月ずつずらして過去検証をしてみると、どのポートフォリオでも平均で+30%〜40%程度になってました。

下がっているときに積み立てを始めても、上がっている時に始めても、そんなに大きく結果は変わりません。

その代わり、最後の数年間はとても大事です。

そんな積み立て投資の特徴をみっちり勉強すれば、相場が急落したとしても続けていればいずれ回復すると信じることができるのではないでしょうか?

セミナーの内容はこれまで自分は10年投信積み立てをしているのですが、その間に起きたプチバブルや金融危機でどうなったかというのが実体験としてあるだけに納得のいくものでした。

2007年に倍になろうかというくらい絶頂を迎えていたのに、2008年にはあっさり利益がほぼ全て消し飛ぶという体験、そして2009年にかけて意外に早く立ち直るというのが理屈として飲み込めました。

よく、相場が下がったときに、今始めるのはいいと思うと話していましたが、実はそんな事もないんだというのも目からウロコです。

一括投資の場合は安い時が買い時なのですが、積み立ての場合は最後の時点にいくまでにどれだけ口数を買い込めるかが勝負なので、その後の値動きがどうなるかが大事で、始めるタイミングというのはそんなに影響が大きくありません。毎月1回の積み立ての場合、10年だと120分の1の影響です。

最後に

一括投資は定量価値(利益/効率/比率/コスト)、積み立て投資は定性価値(安心感、親近感、手軽さ)

とまとめていましたが、まさにその通りだと思いました。

セミナーの内容は12月に講談社から新書で出版されるということでそちらも楽しみです。

セミナー後は講師含めて6人で懇親会にも行ってきました。

こちらでは十一屋さんや保険の代理店の方もいたので、保険トークあり、積み立て投資の話でも盛り上がりました。

懇親会は最初はハードル高いかもしれませんが、参加してみると異業種の人と話すことがかなりタメになるのでオススメです。

自分もアウトプットできる側になれるといいのですが。

次回のセミナー

日時:11月12日(金) 14:30〜16:30

場所:銀座G1 ビル

定員は8名。8,000円です。

積み立て投資project