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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

かいたくファンド 2010年9月運用報告

クローバー・アセットマネジメントのかいたくファンドHPに月次報告書がアップされています。(こちら) これから年末にかけて景気に関する強弱入り交じったニュースに振り回される市場が想定され、そこで割安な先進国株を買い向かう予定です。そんな事もあり、9月は組入ファンドの売買は控えたそうです。 また、円高の影響かついにトップ10企業が全て日本企業になりました。バフェット率いるバークシャー・ハザウェイは11位に転落。先月組入1位のロシュは15位に急落です。 顧客数   655人(前月比-1) 定期定額購入率 47% 純資産総額 3 億 8,979 万円 ファンド組み入れ比率
実質組入上位10銘柄 1 キーエンス [日本] 2 エア・ウォーター [日本] 3 日揮 [日本] 4 ファースト・リテイリング [日本] 5 日本電産 [日本] 6 信越化学工業 [日本] 7 テルモ [日本] 8 キヤノン [日本] 9 ヒロセ電機 [日本] 10 花王 [日本] 運用成績は以下の通りです。 1ヶ月 4.5% 3ヶ月 3.2% 6ヶ月 -4.8% 1年  1.3% 設定来 -12.3% 10/13時点での過去1年チャート  青線:かいたくファンド  赤線:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 運用部からのコメントで尖閣問題から中国や新興国への投資について考えるという上原さんのコラムがありました。
長期的に新興国の経済成長というのは大きな投資テーマであるという自分の考えには変わりはありませんし、 個人的見解ながら経済成長により途上国から飢餓や貧困のない社会が来るのを求めてやみません。しかしながら、短期的には先進国からの大量の資金流入が新興国にバブルや経済格差、不均衡をもたらすデメリットが懸念され、 一部の新興国のマクロ数字には変調が現れてきています。いまだに日本を含めて世界の金融界では新興国への投資ブームに沸いています。しかし、今回の中国の事件は新興国特有のカントリーリスクを再認識させるとともに、 これまで絶対だと考えてきたトレンドが大きく変化する予兆かもしれません。
新興国投資に対するトレンドについて見直す必要があるかもしれないという内容です。 また、森本さんからは日本は成熟した国だが世界に投資することができる程度の余力はある。日本にいながら世界に投資することで世界経済の成長とつながり、果実を手にすることができるとあります。
世界中で、株主として金融市場(証券市場)に参加できている人は全世界の人口のわずか1%以下です。 一方で、世界の GDP(付加価値の総額)の 25%以上は、トヨタパナソニック、インスタントコーヒー で有名なネスレや、ヨーグルトのダノンと言ったグローバル企業が稼ぎ出しており、(出所:「未来をつ くる資本主義」スチュワート・ハート)その会社の役員や従業員でない私たち市井に暮らす人間が、地域に居ながらにして、彼らが生み出す富を享受するためには、長期投資家としてその株主になることが 最善の方法です。
先日のセミナーでも地方にいながらにして、グローバリゼーションの波に翻弄されるだけでなく、世界に長期投資することで成長の波に乗ることができると話されていました。 セミナー情報 10/20(水) 流行にダマされない投信選び 講座 10/27(水) クローバーカフェ(オープンオフィス)  10/30(土) 流行にダマされない投信選び 講座 11/2(水) クローバーカフェ(オープンオフィスかいたくファンドホームページ