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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

結い2101が未上場会社への投資を開始

今日、鎌倉投信で行われた結い2101運用状況説明会に行って来ました。

その席で「今日は特別なニュースがあります」といって紹介されたのが、未上場会社への投資を始めたという事でした。

投資先の会社は「株式会社アメニティ」。

トイレのコンサルタント会社です。(清掃会社ではありません)

キレイなトイレを維持するために定期診断や設備改善提案などを行います。

トイレをキレイにする、トイレにこだわりをもつのは日本独特の文化だそうで、キレイなトイレを日本中に広げようとしています。

2009年には渋谷区役所前の公衆トイレの命名権を購入。

「区役所前 トイレ診断士の厠堂」と名づけられています。

また、アメニティではこの公衆トイレにこれまで積み上げたトイレメンテナンスのノウハウを結集快適なトイレ空間を維持することを無償で行っています。

(→こちらのかわや版に詳しく書かれています。)

アメニティの社長が鎌倉投信の投資哲学に共感しておられて、鎌田社長もフランチャイズ総会のような場に呼ばれて話をされたそうです。

非上場企業だといつ上場するんだとせっつかれたりするけれども、鎌倉投信の調査は数値的なものではなく事業の本質や社会的な意味など定性的な面を中心に行われている事から(定量分析も行います)、長期保有されるという点も鎌倉投信が評価されたようです。

また、アメニティについてはTV東京のワールドビジネスサテライトでも紹介されており、その映像を見せていただきました。

(→こちらで見られます)

アメニティはグリーンシートに公開している企業で非上場とはいえ、しっかり財務状況などは開示されていますし、毎日値付けもされています。(→こちら

非上場企業だからといって心配することは無いと言ってました。

運用部長の新井さんもTwitter上で「ファンドスタートから半年、準備開始から2年、感無量です!」とコメントされたように、鎌倉投信にとって非上場企業への投資というのは大きな意味を持っています。

いい会社だけれども上場はしていない会社というのはまだまだたくさんあります。

この投資を皮切りに非上場企業への投資もこれから進んでいくと思います。

いずれにしても公募投資信託で非上場企業という超小型株へ投資できるようになったというのは小さいかもしれないけれども、とても偉大な一歩です。