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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

2010年11月の『結い2101』

鎌倉投信の結い2101の月次運用報告『結いだより』から運用報告の一部をレポートです。 今月の紹介されたいい会社は『人』、『共生』のテーマで選ばれたエフピコ(7947)。 食品トレーを作っている会社です。この会社では障碍者雇用比率が8.49%。法定雇用率の1.8%を大幅に上回るだけでなく年々雇用率が上がっています。運用報告会でも紹介されたエフピコでは、障碍者をメインの仕事で雇用しているのがその理由。 トレーのリサイクル工場で働いている9割以上が障碍者の方です。しかも正社員での雇用。 また、日本で食品トレイのリサイクルをしているのはエフピコほぼ一社。食品トレーの場合、回収がかさばるため各地にリサイクル工場が必要になり、結果として地方に障碍者の雇用が生まれます。 運用報告では新たに組み入れられた2社について説明されていました。1社は既にブログでも報告されている未上場のトイレコンサルタント会社『アメニティ』。もう一社はとある保険会社です。 未上場株式への投資開始について また、投資先のウェザーニューズが労災で訴訟を受けている件で鎌倉投信も会社を訪問して経緯について確認と鎌倉投信としての思いを伝えたそうです。そして、11月30日にウェザーニューズ社からこのようなリリースが出ています。 私たちの「働き方」について
創業以来、弊社は、24 時間休むことのない気象を相手に、ベンチャー精神に溢れたスタ ッフの献身的な努力に支えられて、気象サービスの可能性を広げてまいりました。 とくに台風や地震など生死に関わるような自然現象が発生した際には、あたかも急患を 前にした医師が勤務時間を超え治療にあたる確固たる信念と精神に似たものが弊社にも存 在しています。このような働き方と取り組み方は気象人の「使命感」として捉えられ、結 果としてそれが社風となってきました。 しかし、このたびの出来事を契機に、次の1,2のようにこれまでの「働き方」につい て見直しをしており、また今後、働く仲間の諸条件を一層加味しながらさらなる改善の努 力をしていきます。
このリリース文は鎌倉投信としての思いにしっかり応えていると思います。 自然災害の時など、家族を置いて会社に向かう事になる大変な仕事だと思いますが、こういう人達に支えられて気象情報を得ているんだなと改めて実感しました。 また、鎌倉投信のブログに新井さんがあげたエントリーにこんな事が書いてありました。
最近こんなことを某上場企業の社長さんから言われました。 「今はまだ、鎌倉投信さんに投資して頂けるようないい会社ではないと思っています。 当社はもっといい会社になって、鎌倉投信さんに投資して頂けるように努力します。」 "いい会社をふやしましょう"という合言葉が少し実現できた瞬間でした。
「いい会社をふやしましょう」という言葉が少しずつですが、広がっています! 投資家サイドとしてもいい投資家をふやしていきたいです。 運用状況 純資産総額 4 億 1,888 万円 顧客数   644人(+25人) 積立顧客率 58.5% 株式    59.7% 現金    40.3% 組入会社数 20社(+2社) 株式組み入れ比率は順調に増えて60%まで来ました。70%くらいで止まる予定ですので、株式比率についてはだいぶ完成形に近づいて来ましたね。顧客数も順調に伸びています。 テーマ別投資比率では『人』が多いですが、多くのいい会社は一つのテーマには絞れないのであくまでもこのグラフは目安になります。 組み入れた会社の市場について。上場株のメインストリームの東証一部は42%。小型株が多いのがここからも見て取れます。非上場がついに登場しました。 月次リターンをTOPIXと比較してみました。 値動きはかなり緩やかなものになっています。 12月3日時点の半年の値動きをYahoo!ファイナンスから。 青線:結い2101 赤線:STAM TOPIXインデックスオープン セミナー・イベント情報 いよいよ来週末は福岡、広島でも運用状況説明会が開催されます。 12月09日(木) 鎌倉投信と結い2101説明会@鎌倉 12月11日(土) 鎌倉投信と結い2101説明会@福岡 12月12日(日) 鎌倉投信と結い2101説明会@広島 12月12日(日) 【サロン・ド・ユキノシタ】 古民家で語らう豊かな人生 12月14日(火) 鎌倉投信と結い2101説明会@鎌倉 12月25日(土) 結い2101運用状況説明会@鎌倉 12月26日(日) 【サロン・ド・ユキノシタ】 古民家で語らう豊かな人生 鎌倉投信さんつながりのいい会社の動きについて 夏に行われた受益者総会でも講演された池内タオルさんが、タンザニアの毎年指定された綿畑でとれたコットンを使ったオーガニックコットンタオルを作るという『コットンヌーボー』を開始します。 池内タオルさんでは民事再生法を利用したため、なかなか銀行からの融資が受けられにくい事もあり、このプロジェクトの資金調達の一環としてコットン購入費をファンドで募集しています。  風で織るタオルファンド 鎌倉投信さんが応援する会社第一号の『ワリバシカンパニー』。国産間伐材を使った割り箸とオガ粉、そして有機栽培までつながるプロジェクトです。(詳しくはコチラ)  ワリバシファンド 鎌倉投信さんが投資するアミタホールディングスの子会社トビムシが行っている岡山県西粟倉村の樹齢35〜50年の杉や檜を対象に森林施業や木材販売支援するプロジェクト。(詳しくはコチラ)  西粟倉村共有の森ファンド2010 関連URL: 鎌倉投信 ホームページ