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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

将来に備える資産運用勉強会に行って来ました

今週の月曜日にフィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史さん( @nojirisato )主催の勉強会に行って来ました。

最初に『「老後難民時代」の到来!? 夫婦で考える資産管理のポイント』という資料の説明、その後意見交換という流れでした。

定年までにお金を貯めるターゲットイヤーファンドという形はありましたが、定年後に貯めたお金をどうやって使っていくかという視点はあまり考えた事がなかったので、とても勉強になりました。

特に、75歳以後はアルツハイマー病などの発病率が高まるため、資産運用は終了して使うだけにする、60歳から75歳まではまだ運用可能な時期だけれども、収益率配列のリスクを考えて定額引き出しではなく、定率引き出しでというのは納得です。

アメリカではターゲットイヤーファンドの定年後版に相当する「インカムリプレイスメントファンズ」と呼ばれるファンドが作られて、20年間で資産を0にするというコンセプトの使いながら運用するファンドがあるそうです。

ただ、フィデリティもアメリカでは直販しているので可能だけれども、日本の場合は投信会社と販売会社が別なので実現は難しいとのこと。

サンドイッチジェネレーションという言葉を初めて聞きました。

子育てと親の介護を両方しないといけない世代は日本では現在の30代辺りから晩婚化と親の長寿命化でそうなる可能性があるという事でした。

意見交換の場ではリスクの高い投信を買ってしまうのは買う側のリテラシーの問題もあるとか、収入の少ない人でも資産形成するにはどうしたら良いのか?など活発な意見交換がありました。

特に、若いFPの方が多かったので若年層が抱える収入が増えないけどどうしたら良いのか?という視点がリアルに出ていて参考になるなあと聞いていました。

勉強会が終わった後は二次会へ。

ビールを飲みながら今度は気楽な懇親会でまたまた盛り上がり、23時に終了。

これまで自分があまり見ていなかった分野だけに勉強になりました。

3月にもまた開催されるという事ですので、また参加したいと思います。

関連URL

 フィデリティ退職・投資教育研究所