日本初のマイクロファイナンス機関に投資する公募投信「大和マイクロファイナンス・ファンド」が設定から1ヶ月経過し、3月のリターンは+2.25%でした。
純資産額 20,408百万円(3/31現在)
「投資信託事情」誌にこのファンドについての記事がありましたので、少し紹介します。
マイクロファイナンスファンドの設定は東京海上アセットマネジメントが行いましたが、大和証券がワクチン債やマイクロファイナンス債などのインパクト・インベストメントを取り扱ってきた発展形として今回のマイクロファイナンスファンドを企画したという事で、ファンドの仕組み自体は大和証券側で作ってあって、それを東京海上アセットマネジメントへ委託したという形だそうです。
実質的な運用はDWMアセットマネジメントに委託されるのですが、DWMアセットマネジメントを選んだ理由は
・業界平均を下回る貸し倒れ率
・コストがそれほど高くない
・機関投資家による採用実績
・日本人スタッフがいる
という事でした。
コストは相場の半分程度で機関投資家でのシェアもDWM社がトップだそうです。
また、分配については
分配余力があったとしても、いわゆる毎月分配型ファンドと同様のイメージは避けたいという思いがあった。
という事で、毎月分配型も設定する案も出たものの、当初の思い通りに年二回決算としたというのは素晴らしいです。
他にも
この商品は、リピーターになってくれるお客様が増えそうな商品だと思います。たとえば、あなたのお金でどんな人が救われました、こんなビジネスをしています、というような投資家が分かりやすい情報も継続的に伝えていく。それを見た受益者の方々がさらに追加で買おうと思ったときに、購入しやすいのが1000円からという最小購入価格です
という発言からも、流行に乗ったファンドではなく、長く育てていこうとしている意思を感じます。
ただ、購入時手数料をノーロードとまではいかなくても下げてもらえると、もっと嬉しいのですが。
月次や決算ごとの運用レポートも楽しみです。
【関連HP】