レオス・キャピタルワークスが運用するひふみ投信の月次報告書「ひふみのあゆみ」が公開されています。
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◆4月末の状況◆
純資産総額 :13億60百万円
株式比率 :94.72%
現金比率 :5.28%
組入会社数 :54社(+5社)
受益権総口数: 1,059,463,096口(+2.97%)
1ヶ月リターン :-0.02%
6ヶ月リターン :19.76%
1年リターン :2.44%
標準偏差(1年) :15.91
シャープレシオ(1年):0.15
4月のひふみ投信は株式比率を85%→95%に引き上げました。
震災の前にひふみ投信では景気の下向きの兆候を感じて現金比率を高めていたのですが、震災を機に一転して買いに転じました。
震災後の世界を見て3月に組入れ銘柄をがらっと入れ替えています。4月はその後のフォロー。
4月はほどんど売らず、新たな投資アイディアに基づいて新規銘柄を追加した。
太陽光発電関連としてはフェローテック、MARUWA、エヌ・ピー・シー
以前から買いたかったが株価が高く買えなかった銘柄
食品トレイのトップシェア
関東進出の際に自社物流を用意してスーパーなどに直接営業アプローチを行った
帰りのトラックが空になるのを利用して食品トレイの回収を行い、再生トレイを製造
再生トレイは原料を自分で確保できるので原料高から解放されるだけでなく、高く売れる
スーパーにとっては食品トレイを戻しに来ると買い物もしてくれる。Win-Win
3/11の15時からIR担当者と打ち合わせの予定だったが、地震でエレベーターが止まる中15時25分に27Fまで階段を登ってやってきた
その後打ち合わせを済ませ、平然と歩いて帰ったエフピコのIR担当者は相当タフだった
5/10に行われたひふみアカデミーに参加してきましたが、組入れ銘柄についてやポートフォリオの中でのひふみ投信の立ち位置についてなど、質疑応答も勉強になりました。
ひふみ投信はベンチマークを設定しておらず、TOPIXと比較してどうかという運用を行っていない。
年金運用の世界から生まれた投資信託という仕組みはポートフォリオを投資家が自分できめて、ファンドはあくまでもベンチマークに対してプラスを目指すのが一般的だが、本当に投資家の求めているのは絶対収益。
ひふみ投信は投資家のニーズと同じように絶対収益を目指して現金比率の調整を機動的に行えるように設計して、投資家の手を煩わせずに絶対リターンを生み出したいと考えて運用している。
ポートフォリオの中では日本株として見るのではなく、独自の値動きをする資産クラスとして考えて欲しいという事でした。
バランスファンドなどで既にコア資産を運用されている方にとって、サテライト資産として相性のよいファンドだと思います。
◆ 組入企業上位10社 ◆
1. スタートトゥデイ
2. 小松製作所
3. 日本電産
4. サイバーエージェント
5. デジタルガレージ
6. 東レ
7. あさひ
8. 三菱商事 朝日印刷
9. JPホールディングス
10. ダイハツ工業
5月10日に行われたひふみアカデミー(運用報告会)のアーカイブ動画
【セミナー情報】
5/19に草食投資隊セミナー、6/18に名古屋でかえるさんを迎えたセミナーが開催されます。
5/15(日)
「未来へつながる資産形成のススメ」 私たちのための幸せなお金の活かし方 in那覇(ひふみフォーラム)
5/19(木)
5/31(火)
ビジネスマンのこころと身体に効くツボ:TFT療法/ ゲスト 森川 綾女 先生(ひふみサロン)
6/07(火)
6/18(土)
ひふみ投信 名古屋セミナー(ひふみフォーラム)/ゲスト 尾上 堅視(かえる_オノウ。) さん
【関連HP】