東京海上アセットマネジメントに大和マイクロファイナンス・ファンドの月次レポートが公開されています。(→こちら)
5月はペルーとカンボジアにある2つのマイクロファイナンス機関(MFI)のローン債権への投資を行いました。
ファンドとしての投資先資産比率は以下のとおりです。
まだまだMFI向けローンは組入最中といったところです。
MFI向けローン債権等 2.3%
国際機関債券など 94.7%
現金など 3.1%
組入MFIのレポートはこちらです。
ハスバンク(モンゴル) 貸倒れ率0.09%
ライーズ(ペルー) 貸倒れ率0.75% ※New
タネアケア・プン・カンボジア(カンボジア) 貸倒れ率1.71% ※New
カンボジアではマイクロファイナンスによる多重債務問題に対して2010年は融資の厳格化を行い、MFIの融資内容の改善が図られました。
また、カンボジア信用調査所を設立し、信用情報を互いに交換できる仕組みづくりを行っています。
大和マイクロファイナンス・ファンド。
受益権総口数を確認すると3月に運用を開始したばかりにも関わらず資金の流出が続いています。
3月こそ設定額からプラスで引けましたが、翌月から少額ではありますが流出という結果は悲しいです。
3月末 +6.12億円
4月末 -0.15億円 -7.6百万円
5月末 -1.50億円 -75.8百万円
*資金流出入金額に誤りがありましたので修正しました
発展途上国の経済的自立を支援するためのマイクロファイナンスには足の長い資金が必要です。それをファンドという形で集める仕組みがせっかくできたのに、あっさり数ヶ月で売りに転じてしまう現状が残念です。
販売手数料が3.15%というのがこのファンドのネックですが、1,000円から買えるという手がけやすさもありますので、引き続きウォッチを続ける他、ミニ株の配当金を回したりと投資も続けたいと思います。
自動積立とかできたら良かったのに。