- 世界の中の日本を考えると、今後国全体が成長していく可能性は低いと考えている。そういった環境ではベンチマーク運用という全体の流れに乗っても良いリターンはでないのでは?
- 2001年〜2010年にTOPIXは-30%だったが、東証一部銘柄の48%はプラスのリターンだった。いい会社にお金を入れるのがアクティブマネージャーの仕事ではないか?
- いい会社とは何か?10年単位で見ると、株価は企業業績に連動する。将来の企業業績を予想するだけで良い。
- 1年単位で見ると業績の他に他人がどう評価するか?という分析が必要になり、当てるのは難しくなる。そのため、一般的なアクティブファンドは良い成績を残せていない。
- 絶対リターンを目指すにはインデックスファンドではなく、ベンチマークと関係ない値動きをする長期集中投資したアクティブファンドが良いのではないか。
- 長期集中投資にはいくつかパターンがある。バフェットのようにいい会社に長期投資するか?フォーカスファンドのように問題を抱えているが潜在力のある会社の株を持ち、株主提案を行うことで企業価値を高めるパターン。
- アメリカでのバフェット型集中投資ファンドの手法を見るとリターンを上げるために高い収益性を求めるが、持続性という観点から環境・社会・ガバナンスの要素も評価している。
- 集中投資は日本国内だと20〜40銘柄くらいだと尖った成績が出るのでは?
コモンズ30塾「長期的集中投資の醍醐味」
昨日開催されたコモンズ30塾は野村総合研究所の堀江貞之さんによる「長期的集中投資の醍醐味」というお題でした。
堀江さん、普段は期間投資家向けに、ベンチマーク運用をやめてはどうか?というお話をされているそうです。
自分の場合、最初に投資を始めるにあたって勉強したのがバフェットの投資手法だったので、長期目線で集中投資するというのはまさにツボにはまった話でした。
お話の要点としては下記のような内容でした。