2011年6月末のポートフォリオ公開です。
資産配分はこのようになっています。
家計口座はインデックスファンドで構成しているのですが、個人持分はアクティブファンド中心で構成しています。
資産配分によるポートフォリオの想定リスクとリターンに関してはゆるい考え方を持っているため、厳密に管理はしていません。
アクティブファンドや個別株まで持っているので厳密な値を出すことは出来ませんが、これまでの運用実績から想像とするとリスクは10〜15%の範囲に収まっていると思われます。
基本的にダウンサイドリスクを避ける事を考えた商品選びをしています。
仮にインデックスファンドのみで構成していたとしても、アセットアロケーションの効率的フロンティアを求める旅に出るのは個人で、しかも資産形成中の人であればそんなに躍起になってする必要もないと思います。
細かなズレが最初は気になるのですが、毎月の積立やボーナスなどのまとまった金額で十分帳消しできる程度のブレだったりします。
もしもボーナスなどでも調整が難しいような金額になってきたのであれば、それはポートフォリオのリスクを下げ始めるサインかもしれません。
よく、資産毎の想定リスク、リターンを組み合あわせてポートフォリオ全体のリスクやリターンを計算する方がいますが、あれは一括投資の場合の想定リスク・リターンであってつみたて投資の場合のものではありません。
つみたて投資を行うと、毎月の資金追加によりリスクもリターンもマイルドに補正する効果がかかります。
特に、投資初期の資産額が小さい頃は資金追加によるドルコスト効果が絶大で、単純に各資産のリスク・リターンからポートフォリオ全体のリスク・リターンを計算してもなかなかその通りの結果にはなりません。
ですので、あれはあくまでも積立によるポートフォリオ全体への影響が小さくなってきた後に参考にできる数字であって、投資初期はもっとマイルドな値動きをします。
これはアクティブ運用でもパッシブ(インデックス)運用でも変わりません。
あの計算通りにしたいのであれば例えば1,000万円までは預貯金で増やしていきなり1,000万円からスタート。積立は基本4資産にそれぞれ1万円からなんていう風にタネからではなく苗から育てるような工夫が必要になります。
それもどうかと思うので、最初のうちはポートフォリオのリスク・リターンの計算やちょっとした資産配分のずれなどは神経質になる必要はありません。
個別投資商品はこちらです。
個別投資商品毎の比率はほとんど変わっていませんね。
6月はDLIBJ公社債オープン(中期)、ひふみ投信、結い2101が値上がりしました。
毎月つみたてファンド
コモンズ30ファンド(コモンズ投信)
朝日Nvestグローバルバリュー株オープン(朝日ライフアセットマネジメント)
DLIBJ公社債オープン(中期コース)(DIAMアセットマネジメント)
STAMグローバル債券インデックス・オープン(住信アセットマネジメント)
かいたくファンド(クローバー・アセットマネジメント)
ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
結い2101(鎌倉投信)
※このポートフォリオはm@個人持分のものです。
※m@家では生活防衛資金という考え方はありませんが、この他にインデックスファンドで構成された家計の口座があります。
半年たったので純資産額の推移です。金融危機で一時下がりましたが、その後は順調に積み上げています。
ポートフォリオのリスクを抑えた構成にしているのであまり相場の影響を受けなくなってきました。
ポートフォリオのリスクが大きいと、成功したときに大きな成功を手に入れられる反面、失敗した時のダメージも大きくなるため過度なリスクを取ることは止した方がいいんじゃないかと考えています。
バランスファンドの値動きを見てもらうとわかるのですが、株式比率の大きなファンドは市場の暴落時に一番安定的なファンドにリターンで追いつかれたり、抜かれたりしています。ウサギとカメではありませんが、意外に地道に積み上げる投資の方が心穏やかにいられますし、安定した成果が得られます。
最後にセキュリテ等の社会的投資を含めた全体の配分です。
現状、自分の資産の4%を金銭的リターンを追求しない社会的投資に振り向けています。