今日、南大塚ホールで開催された『日本を元気に!!〜チョクハンファンドからのメッセージ』(別名直販投信祭)に行ってきました。
昨年は大阪と東京で開催されましたが、今回は東京で開催。第一部が直販投信8社10ファンドの担当者による話やパネルディスカッション、第二部が交流会という構成でした。
ありがとう投信の岡さんから「直販」という言葉に違和感を持っているというお話がありました。
直販というのは野菜の直販のように販売手法の事。我々が目指しているのは販売業ではなく、サービス業で例えば車検屋さんのようなもの。
ユーザが自分でやることもできるけど、プロに任せてプロの技術を買うことができる。
お客様も自分のお金を自分で運用することもできるけれども、小口のお金ではできない事を投資信託という仕組みを使えばできるようになるという話にはなるほどなと納得しました。
直販投信は投信運用業+投信販売業ではなく、サービス業というのはしっくり来ました。
直販ファンドには『志』を感じます。
『共感』によって投資家と運用会社が繋がって二人三脚で長期投資を行います。
お金が増えればいいやというただそれだけの関係では無いところに魅力を感じます。
直販・独立系にこだわっているわけではなく、『しっかりした運用哲学』、『志』を感じるファンドが増えていって欲しいです。
なんでも取り扱っている運用会社よりも、自分が得意とする分野の運用に特化する運用会社になって欲しいんですけどね。
ファンド・オブ・ファンズの弊害で投資信託の幅が広がった反面、売れる物を売るという流れが加速したように感じます。
金融機関の系列会社としての運用会社という位置づけで、それは難しいのはわかるんですが、このままでは運用会社という位置づけがいつまでたっても向上しないと思います。(運用会社が運用してるんじゃなく銀行、証券会社が運用してると思ってる人も多いですしね)
藤野さんも以前話されていましたが「運用業」というのが一般の人にも認知されるような存在になって欲しいです。
第二部の交流会では立食パーティ形式で各ファンドの担当者の方と話す機会があったり、直販投信◯?クイズ、参加者からのメッセージなどがありました。
感想:
- 自分が投資していないファンドについても話が聞けるので新たな発見が。新たに魅力を感じたファンドもありました。
- 投資家に直接向き合い、共感を得て一緒にファンドを育てていこうという気概を今年も感じました。ネット証券4社の資産倍増プロジェクトとはそこに大きな違いを感じます。
- 何を目的とした会なのか明確にした方がいいと思います。
- 一人二分という持ち時間でのフリートークはやっぱりちょっと消化不良の感じも否めなく、なんかまとまってしまったなという感じも。(長期答弁してた人もいましたがw)
- 一年に一回全社集まるものいいけれども、例えば東京、大阪、福岡などで数社毎に分かれて開催するのもアリかも。そうしないと長期答弁家揃いの人たちの話をじっくり聞けないし。
- ファンド担当者だけではなく、裏方(お客様との窓口担当者など)さんの話や外部の人による講演もあると面白いと思います。大阪の時の講談師さんの話は場を和やかにするという意味で良かったです。
- 主幹事はさわかみ投信でなくても良いのでは?
- 案内開始が遅くて満席になっていなかったので、もっと早くから案内をして欲しいし、案内のタイミングについても各社の足並みの乱れも気になりました。
第一部の模様をTwitter中継しましたので、まとめました。
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