2012年1月の結い2101(鎌倉投信)
鎌倉投信の結い2101の月次レポート”結いだより”が発行されています。
(→結いだより23号【鎌倉投信】)
今月のいい会社は土佐和紙の特性を生かして電気絶縁用セパレータを製造しているニッポン高度紙工業さんです。
創業は1941年。土佐和紙を加工することで「高度紙」と名付けて漢方薬などの煎じ袋として販売したのがはじまりです。
その後第二次大戦中にレーダー用のコンデンサの絶縁用セパレータの材料だった綿の不足による代用品として高度紙が利用されるようになり、現在ではコンデンサのセパレータ市場で国内シェア95%、世界シェア60%を誇ります。
いい紙をつくるにはいい水が必要。いい水のためにはいい森が必要という事で社有林を持ち、社員による保全活動などにも取り組んでいます。(→環境とのかかわり【ニッポン高度紙工業】)
こういった本業に密接に結びついたCSR活動こそが本来のCSR活動と呼べるものだと自分は考えます。
「本業に関係ないCSR活動は赤字になったらやめますから」
この言葉に尽きますね。
運用報告のページでは1月30日に発表されたらでぃっしゅぼーやのNTTドコモによる買収について書かれていました。
完全子会社化を目指す友好的なTOBであることから鎌倉投信でもTOBに応じることにしたそうです。
願わくばこれからもらでぃっしゅぼーやさんがいい会社で在り続けるようにと書かれていましたが、自分も同じ気持です。
運用責任者の新井さんが最近よく見るMBOとTOBについて書かれています。
本来であればファンを増やすための手段として株式市場が有効であるはずが、逆に上場していることを負担に感じる会社が増えていること、鎌倉投信に投資されているから上場していてもメリットがあると感じてもらえるような存在になるように頑張ると書かれていたのが印象的でした。
1月6日にはモーニングサテライトでも鎌倉投信が取り上げられました。
また、1月13日にはfm yokohamaのKeep Green&Blueという番組でも紹介されています。
(→こちらからPodcastで放送を聞くことができます)
結い2101で投資している会社は先月と変わらず32社。
うち1社は組入れ比率がまだ低いので非公開となっていますが、残りの31社については鎌倉投信のHPでなぜ投資しようとしたのか?も含めて確認することができます。(→鎌倉投信)
運用成績:
1ヶ月:+2.93%
3ヶ月:+1.23%
6ヶ月:-1.12%
1 年:+1.66%
顧客数 :2、340人(前月比+175人)
積立比率:65.3%
株式比率:66.3% 32社
現金比率:33.7%
3月28日(水)にツムラ漢方記念館を訪れて芳井会長の講演を聞くといういい会社ツアーが予定されています。
応募者多数の場合は抽選となります。
詳細は結いだより22号(→こちら)の3ページ目を参照下さい。
組み入れ先のアニコムHDの小森社長がカンブリア宮殿に出演されました。
完全版をHPでみることができます。(→こちら)
鎌倉投信さんでは毎週金曜日にメールマガジンを発行しています。(→こちら)
今週からは『”共感”という新しい資本概念』をテーマに鎌田社長が書いています。