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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

仙台/松島旅行記6

みちのく伊達政宗記念館を出て、次にどこに行くか多数決をとった結果、「藤田喬平ガラス美術館」になりました。

地図を見てみるとなんとか歩いて行けそうです。

しかし、それが甘かった・・・

距離はそれほどでもないものの、海から吹きすさぶ冷たい風は容赦なく我々を襲い、せっかくみつけた「やぎのミルクのアイスクリーム」もスルー。

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!5 ハイジが目印 やぎのアイスクリーム

寒くなかったら食べてみたかったんだけどね。

なんとか美術館についたものの、まずは美術館併設の喫茶店でお茶をしないとやってられないくらい体が冷えてしまってました。

ガラス美術館にある喫茶店ということで食器も雰囲気もかなりお洒落でした。頼んでみたケーキもおいしかったし、食器も4人それぞれが違っていてさすがガラス美術館。

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藤田喬平さんといえば「ドリームボックス」と呼ばれる作品などで有名だそうですが、自分は知りませんでした。でも、ガラス細工って本当に綺麗ですね。ライティングと広い空間に贅沢に作品を展示しているというのもあるんでしょうけど、思わず欲しくなります。

まあ、自宅にあったとしても綺麗に飾れないので買いませんけど。

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!5 ポッド夫人チックなもの

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!5 ガラスのぶどう 代表作らしくピンバッヂにもなってました

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!5 こんなキノコランプもお洒落です

作品を見て回っていると順路の中に突然茶室が現れます。そこでは和室にあう藤田作品が展示されていたのですが、いかにも「和」なものでないガラス細工が意外な事に茶室に合うんですね。新しい発見でした。

ここでお茶を一服いただき、窓の外を見るとガラスの教会がありました。ホテル併設美術館だけあって、心憎いところです。

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!5 水に浮かぶガラスの教会

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!5 こんなところで結婚式を上げるカップルがいるわけですな。

一通り展示を見て、お土産も買いそろそろ帰ろうという所で重大な問題が浮上してきました。帰り道は夕方になっているために来た時よりも寒いのです。

もう、あんな苦しい思いはしたくないのでタクシーで松島海岸駅に戻りたいものの、美術館の前にタクシーはいませんでした。

そうだ、隣のホテルにならタクシーはいるはずだ!

と言う事で美術館からホテルへの渡り廊下を移動する一行。(寒いからできるだけ外に出たくない)

しかーし!ホテルにもタクシーはいないという非常事態。(思えばこれが不幸への始まりだった)

しかたなくホテルの送迎バスの運転手さんになんか移動手段がないか聞いてみると乗せて行ってくれる事に。

ありがとうございます。一の坊の運転手さん。

次に来た時に泊まってくれればいいからとの事でしたが、今回も予約を取ろうとしたら一杯だったんですよね。

次は空いている時にお世話になりたいと思います。あと、寒くない時。

なんとか駅に戻って一路仙台まで電車の旅です。

仙台に戻ってからは駅3階にある牛たん通りで夕食を食べます。「食べ処:陣中」さんでは和牛の牛たんもあったので頼んでみました。やっぱり普通の3倍のお値段だけあって旨さが違いました。

その後、自分たちは高速バスでこの日の夜に戻るので、とりあえずコインロッカーに荷物を置いてnegi夫婦の泊まるホテルでバスの出発まで暇つぶしをしていたのですが、そこで自分の頭にいやーな予感が。

そう、あれは釧路で友人とカラオケをし終わって駅のコインロッカーに預けておいた荷物を取りに戻ったら危うく駅の鍵を閉められるところだったという過去の記憶。

仙台も田舎だから終電はそんなに遅くないはず。バスの時間に駅に行ったらコインロッカーに入れた荷物が出せないなんて事になったらシャレにならんので9時45分くらいに駅に戻ることに。

そしたら、コインロッカーのある新幹線エリアは10時でしまる様子。

!3 あぶねー!

バスは23時55分発だったから23時30分くらいに来ればいいんじゃない?って当初のノリだったら閉め出されてたとこ。

いやいや、仙台の夜は早いですなぁとvegeと二人荷物をガラガラ引きつつとりあえずバスの待合所に向かいます。

そしたらなんと!

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!1 バスの待合所が閉まってる!

夜中の高速バスがあるのに待合所が閉まってるなんてありえん!きっと嘘だと思っても現実はそう甘くありません。

まだバスが出るまで2時間近くあるのに寒い夜空の下に佇む我々一行。

あ、コインロッカーがなぜか外にあるわ。

なるほどねー。待合所が閉まってるから夜行バスの人には外のコインロッカーですか。納得。

!2 って待てこら。

こんな寒い所で2時間もいられんわい。という事で駅前にあったマンガ喫茶に入会してしまいましたよ。

自分は免許証があるから良かったけど、そういう身分証明賞のないvegeも一応保険証持って来ておいて良かった〜。

!3 旅の鉄則「夜行バスを使うときは保険証必須」

店員さんには色々説明してもらいましたが、わしら埼玉から来てるから、きっともう来ないよ。

それとも、夜行バスの常連が結構会員になってるんだろうか?

謎はつきない・・・。

結局マン喫で時間をつぶしてバス乗り場に戻ってみれば結構な人が集まってました。

キミらは一体どこで時間をつぶしてたん?と聞いてみたい衝動にかられましたが、よしておきました。

そうそう、仙台=東京の夜行バス「ドリーム政宗」号も昼間の「政宗号」同様4列シートでしたよぉ。

どうでしょうでは「よさこい号」が途中から4列シートでありえねーって話でしたが、仙台=東京の「ドリーム政宗」号は

!2 オール4列シートだ。文句あっか?

しかも、待合所は夜閉めるというかなり高飛車な夜行バスでした。

自分らは夫婦で隣同士だったからまだ良かったけど、知らない人同士で4列シートの夜行バスはつらいよね〜。

でも、一番先頭だと横幅がちょっと狭いのでそういう点でも厳しいバスでした。

翌朝5時に池袋着だったのですが、ここまで不運が続くともし西武線がまだ動いてなかったらどうしようといやな予感もしてきます。

しかし、さすが東京。5時でもちゃんと下り電車が動いてました。

あー、疲れた。

!2 仙台/松島旅行記  完

[藤田喬平ガラス美術館]:http://www.ichinobo.com/museum/

[松島 一の坊]:http://www.ichinobo.com/