ウォルト・ディズニーはピクサーアニメーションスタジオを74億ドルで買収することを発表しました。
株式交換で支払いは行なわれ、ピクサーの50%の株を保有していた同社CEOのスティーブ・ジョブズはディズニーの取締役に指名されました。
アップルのCEOでもあるジョブズがディズニーの最大個人株主兼取締役に就任することで今後どう変わっていくのでしょうか?
ジョブズは以前、「Macintoshなどのコンピュータは10年もたてば誰も使わなくなるし1台しか持たない物。それに対して映画は50年前の白雪姫は自分も見たし、自分の子供も見た。それに1社の映画しか見ないなんてありえない。」というような発言をしており、ディズニーに対して敬意を持っていました。
ただ、敬意を持っていたのは黄金期のディズニーに対してであって、最近のディズニーには「ラマになった王様やトレジャープラネットなんかにうち(ピクサー)の映画がかなわないのは認めるけどね」と皮肉も言っていたりします。
彼のように現在のディズニーの悪さをわかっていて、且つ口うるさい取締役が就任するのはいいニュースだと思いますね。
また、合併後新会社ピクサーアンドディズニーアニメーションスタジオズのチーフクチエイティブオフィサーにはトイ・ストーリーなどの監督としても有名なジョン・ラセター氏が就任します。
こちらの会社は社長もピクサー出身者ですし、製作サイドのトップはしっかりピクサー色を残しているようです。
これでピクサーの次回作「Cars」を最後にディズニー&ピクサーの映画を見られなくなるという不安がなくなったのを素直に喜びたいです。