ここまでツアーは田村(製麺所)、池内(製麺所)、山越(製麺所)とマニアックな製麺所タイプのうどん屋ばかり回ってきましたがいよいよ一般店の登場です。
運転手さんが琴平に行くんなら途中で小縣家に寄ろうか?と言ってくれたので、お腹に余裕があれば寄るという事にしていたのですが、山越を終えてまだ若干の余裕があったので小縣家にも寄ることになりました。
ここは村上春樹さんの本にも出てきた有名なお店なんですよね〜。しょうゆうどんの元祖のお店でもあります。
タクシーの運転手さんも、小縣家は珍しいからお客さんが喜ぶと言ってました。
そういう楽しい所には積極的に行きましょ〜。
今までとは違って道沿いに小縣家さんの広告が何本もあって、さすが一般店貫禄が違いますし、店構えも立派で「うどん屋」さんに来たなあという気にさせてくれます。
小縣家たぬきがお出迎え
まず、お店に入って注文を。
二人ともここは「しょうゆうどん」を注文。
すると店員さんが
「お願いします」と、一言言い残してテーブルに置いていったものは・・・
おろし金と大根
そうです、このお店は大根おろしを客が自分でおろすので有名なのです。
耳をすませば、店内のあちこちからシュリシュリいう音が聞こえてくるのもまた一興。
それにしても、出てくる大根ってみんなこんなにでかいのか。
2人でこれって量多くないか?と後ろを振り向くとおろし金と大根(大)が積み上がってました。
何人で来てもこれが出るんだな・・・。
余った大根はどうするんだろ?って思ってたらvegeがおでんにするんでしょと一言。・・・納得。
ほとんどの人が大根をおろしてます
早速大根をおろしてうどんにのせて、すだちをかけたらしょうゆを軽くかけてできあがり。
「しょうゆうどん」というか大根おろしうどんと言ってもいいでしょう
うん、すだちと大根おろしがすごくさっぱりとしていておいしい!
うどんとおろしとすだちの組み合わせってどうよ?って思っていたけどこれはおいしいです。そういえば3月にかな泉行ったときもおろしとレモンに感動したっけ。
うどんは上品なするするっとした麺で決して自分だけ自己主張してきません。
全体の調和がとれたうどんは一般店の特徴ですね。
すだちとおろしでさっぱりと。4杯目でも楽々制覇。
それでもコシやツルツル感はやっぱり讃岐のうどん。おいしかったです。
うどんを食べ終わっても大根おろし+すだちが気に入ったので、かなり食べてました。お土産にすだちの汁も買ったしね。
さっぱりとしたうどんを食べたおかげでお腹も少し楽になった所で初日の前半戦4店舗が終了。
ちなみに小縣家さんのある交差点には「小縣家」「長田」「柳生屋」という讃岐うどんの名店が3店、店を構えていて「まんのううどんトライアングル」を形成しています。
タクシーの運転手さん曰く、長田は10年くらい前はおいしいと有名だったけど釜揚げのお店が増えてからはあまりいい評判を聞かなくなったとの事です。
お腹に余裕があれば、せっかく通りすがったので寄ってみたいところですがさすがに連続5杯は厳しいので今回はパス。
4店舗食べてみて現時点での評価は
★★★:田村、山越
★★:小縣家
★:池内
で「田村」と「山越」が一歩リード。
琴平に向かう途中でローソンでやっているうどん屋を見つけてちょっと心惹かれましたが、パス。
運転手さんが気を利かせてくれて小縣家が終わって料金がちょうど10,000円になっているところでメーターを止めてくれました。これだけ行きにくいお店を回ってもらって1万円ならレンタカーを考えるとお得です。
琴電琴平の駅で降ろしてもらってこの次はこんぴらさん参りに向かいます。
こんぴらさんには1368段の石段があるので腹ごなしにはちょうどいいでしょ?
どこまで登れるのか?
小縣家 オススメ度:★★(名店です)