夏まっさかりの8月18日、買い物の帰り道でm@はvegeに言いました。
m@「キャンプがしたい!」
vege「・・・は?」
m@「いや、テントじゃなくて素敵なヒュッテ(バンガロー)でもいいから」
という事で急遽翌週の週末に小旅行にでかける事に。
とりあえず電車で簡単に出かけられるからという理由で秩父方面のキャンプ場やコテージなんかを調べてみる。
西武ミューズパークのコテージが真っ先に思い浮かんだんだけど、意外と高いのね。
そしてキャンプ場。僕らは車がないので電車で移動してキャンプ場まで歩いて、貸しテントなりバンガローに泊まろうと思っていたんだけどこちらも高い!
北海道なんてキャンプ場は無料のところが多いのに1サイト3,000円なんてのがザラ。
それじゃあ、テントはやめてちょっとした旅館でも探してみるかと方向転換していたら見つけたのが「旅館 比与志」
楽天トラベルだと現地で現金払いになるけど1泊2食付きで1人10,500円のプランが開いていたのでそちらを予約。
クチコミを見ると料理がすごくおいしいらしい。
そしてお客さんの声を取り入れてお風呂を予約制じゃない貸切にしたり、部屋に小型冷蔵庫を入れたり色々やっているようです。
いいんじゃないですか?
期待に胸躍らせて出かけてきました。
16時チェックインの予定だったので自宅を出たのは14時30分。
掃除を済ませてでかけられる気軽さがいいです>秩父。
所沢からレッドアローに乗って約1時間で西武秩父に到着。
そこから比与志へ歩きます。
羊山公園の麓にあるので住宅街の中を進むと比与志の看板が。
これなら迷う事もないですね。
立地は・・・秩父34カ所観音霊場の12番札所 野坂寺のすぐ近くです。(隣 お墓じゃん)
女将さんに出迎えられて宿帳に記帳したら2階の部屋へ。
今回泊まったのは「両神山」という部屋でした。
ちょうど一番階段に近い部屋で窓からお墓が見えるのを除けば掃除も行き届いていて良い部屋でした。
この宿では、部屋の入り口に木戸?が備え付けられていて、その次は襖一枚へだてて部屋という構成です。
廊下との境が襖一枚というのがちょっと心許ないですが、木戸がいい風情を出しているんですね。
デザインとしてこれはアリでしょう。(気になる人は気にすると思いますけど)
部屋に入って一息ついたらお風呂です。
温泉ではないですが、2つの浴場を予約無しで貸切利用できる仕組み。
利用するときは入浴中の札に変えて脱衣場の鍵をかけておけばOK。
貸切風呂ですが、他の人とバッティングしなければ好きな時間に使えるのでいいです。
8部屋しかない旅館でお風呂が2つですから、それほどバッティングもしないでしょう。
(結局朝ご飯の前にバッティングしてしまいましたが、それでも時間をずらして入れました)
この2つのお風呂は以前男湯と女湯だったらしく、電気のスイッチにその名残がありました。
お風呂が終わればメインの夕食。
食事は部屋食ではなくダイニングに移動しての食事でしたが、大きなテーブルにゆったりとした席の配置で他の人は気になりません。ジャズの流れる静かな雰囲気で食事を楽しめます。
「鹿肉のカルパッチョ」 鹿の肉という事でしたが全然癖もなくおいしかったです。
「イワナの塩焼き」 イワナは身に味がありますね。鮎よりも全然おいしいです。かなり久々にイワナを食べましたがおいしかったなぁ。
「陶板焼」 この宿の名物料理の陶板焼。肉はコショウがきいてておいしいです。キノコや野菜類もGood!
なにげにオススメなのが〆に出てくる「変わりそば」
鴨肉の脂っぽさがそばを焼いたことによる歯触りのおかげでか気になりません。
おいしくいただきました。そうそう、これは日本酒と合いますね。
甘口の日本酒と一緒に食べたのですが、ベストマッチでした。(普段 お酒飲まないのですが、そばと日本酒の組み合わせは自分に合うのかも)
デザートの自家製チーズもかなりおいしかったです。
この間牛角で同じようなの食べて失敗したなぁって思っていたのですが、これは全然違います。
そばでお腹いっぱいだったけど、vegeが苦手だったらもらってあげるのにってくらい気に入りました。
別腹に入る資格十分のおいしさです。
建物は古いのですが、モダンなデザインを取り入れてうまく改築している旅館でした。
家から行きやすいし、料理もおいしいし、気に入りました。
また、今度別の季節に出かけたいと思います。