三国志を一気に中古で買い集めて以来、その流れで水滸伝も毎月買ってきましたがついに最終巻になってしまいました。
原作では宋江が皇帝に招安を受けて官軍になるという流れだったのですが、さすがは北方謙三。見事に新しい話に再構築しています。
滅びの美学が全編を通して描かれていましたが、最後までそれを貫いてくれました。
ただ、後に続く「楊令伝」への伏線的な部分も含んでいるのでこれで最後って感じがしないのも確か。
このまま単行本の楊令伝を買いたくなってしまった・・・
今、楊令伝を買っても全9巻予定の5巻までしか出てないしなぁ。
久々の御宿かわせみシリーズの文庫版。
既に単行本では明治時代に入った新・御宿かわせみが発売されていて、新聞広告で内容を見て主人公交代の仕方にショックを受けたのですが、この次の31巻で江戸時代編も終わりなんですよね。
いよいよ幕末だなぁというような事件も起きてきていますが、ときおりほっとするような話が織り込まれていてこの本も面白いです。
子供が徐々に活躍し始めるのも次世代への布石なんだよなぁ。