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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

所沢の定額給付金支給率が6月末で18%

ちょっと前の新聞記事ですが所沢市定額給付金支給率が6月末の段階で18%でしかなかったそうです。

埼玉県内では断然ワースト1。2位の三郷市でも76%なのでかなりのやる気なさを感じます。

全国でも50%を下回る市町村は5つしかないらしく、総務省からお叱りを受けたとか・・・。

GW明けに案内を送付したりと始まりも遅かったけれども、全国的に見てもひどい状況というのにあきれました。

あまりにひどいので新聞記事を残しておくという意味で全文引用しておこうっと。

給付金払い 自治体で差  所沢18% 皆野98%

あて先不明返送 2万件

 3月に給付が始まった定額給付金について、県内では84・2%の世帯への給付が済んでいることが3日、県のまとめで分かった。給付率が9割を超える自治体がある一方で、所沢市は17・8%にとどまるなど自治体格差も目立つ。あて先不明で自治体に返送された申請書は約2万件に上った。

 総務省が各都道府県を通じて6月26日現在の状況をまとめた。給付率の全国平均は86・0%。本県は84・2%で都道府県中7番目に低かった。県内で最も給付が進んでいるのは皆野町の97・9%。70市町村のうち39市町村で9割以上給付が済んでいた。

 一方、給付率が最も低かったのは所沢市。全国でも給付率50%未満は5自治体しかない。総務省は公表していないが、「全国ワースト1の可能性もある」という。2番目に低い三郷市で75・8%だった。県内で最も給付対象世帯が多いさいたま市は86・1%。

 一方、あて先不明で自治体に戻ってきた申請書は2万14件(0・7%)で、うち外国人あてが3582件を占めた。さいたま市川口市蕨市などで返送率が1%を超えた。また、さいたま市熊谷市川口市など8市が配偶者の暴力(DV)の被害者に独自の救済措置をとっている。

   ■「いつ届くのか」苦情も 所沢

 給付率が最も低かった所沢市。給付対象は14万5692世帯(34万1523人)だが、調査時点では2万5919世帯にしか給付されていなかった。

 市は1月末に「定額給付金室」を設置し、職員12人で業務にあたるが、全員が他の業務との兼務で、専従の職員はいないという。

 市民からは「いつ届くのか」という苦情が増えており、調査をまとめた総務省からも「なぜこんなに遅いのか」と県を通じて問い合わせがあったという。

 市は「申請書発送が5月と遅かった上、振り込み前に口座が利用可能かどうかの照会をかける作業に時間がかかった。市民には申し訳ない」と話している。

 作業は急ピッチで進めており、3日現在で4万3832世帯に給付し、給付率は30・1%にまで達した。

 市役所近くの公園にいた男性(85)は「他の市の人からは『もう使ってしまった』と聞くのに」とあきれ顔。別の男性(83)は「税の徴収や保険料の通知だけは次々と届く。こうした市のおかしな対応がしゃくにさわる」と憤っていた。

(2009年7月4日 読売新聞