もやしもんの8巻を買いました。
今回はビール編。
僕はあまりビールは飲まないのですが、なんか無性にビールを飲みたくなりました。
日本の地ビールに対してネガティブイメージを持っているムトーが加納さんとの出会いで地ビールで地ビールの偏見を捨て、最後は大学中を巻き込んでビールを楽しもうって大団円へと向かう結構壮大な話になってます。
以前テレビアニメ化されてましたが、この話なら映画化もできるんじゃないかな?
それくらいよく練られたシナリオだと思います。今までで一番面白かった。
で、本編とは関係なく心に残ったのがビール業界について樹教授が「選択肢があるという事は素敵な事」と言った事に対して弱小地ビール醸造家の加納さんが言った言葉
私たちは大手さんの牙城を崩したいんじゃないんです。
小規模だし、値も張るけどいいものを造る事で、大手さんの手の届かないトコを埋める事で日本のビールの世界をより丸く・・・より豊かにできると思うんです。
この言葉って独立系投信会社にとっても言える事だよね。
大手によくあるインデックスを少し超過することを目指す運用じゃない、独創的な運用をする小規模投信会社はキラリと輝く運用をすることで投資家にとっての選択肢が増えるのがいい事なんだという点が同じだなぁと。
投信会社に関わらず中小規模の企業ってそういうものだと思うんですよね。
でも、いいものを持っていても規模が小さいうちはなかなか世の中の人に知られない。そこが歯がゆいところなんですよね。
地ビール業界はマニアの世界へ向かっているとムトーは言っていましたが、独立系投信の世界はマニアな世界へ向かわず普通の人に定着していって欲しいなあ。(実は日本酒もマニア路線に向かい気味ですよね。)