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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

バークシャーがバーリントン買収とB株の分割を発表

ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハザウェイが貨物鉄道会社バーリントン・ノーザン・サンタフェを完全子会社化すると発表しました。 バフェット氏のバークシャー、鉄道会社バーリントン買収へ(1) バフェット氏のバークシャー、鉄道会社バーリントン買収へ(2) 株式の買取は現金100ドルもしくはバークシャーのB株(NYSE:BRK.b)で行われ、B株の最低単位に達さないバーリントン株主を考慮してB株の1対50の分割も合わせて発表されました。 B株は3,300ドル近辺で売買されている事から一株70ドル弱ほどになり、一般の投資家にとってもバークシャー株に心理的に手が出しやすくなる効果も見込めます。 マネックス証券でもB株を1株単位で購入できるようになりましたし、日本の投資家にとってもバークシャー株が身近になるのではないでしょうか? バーリントンの買収はバークシャーにとって過去最大規模の買収となり、残りの手元現金は200億ドルになるそうです。 手元現金の水準を見ても今回の買収がバークシャーにとって直近では最後の大型案件になりそうな感じですが、一気に勝負をかけてきましたね。 一方マイナス要因としては、この取引によってバークシャーはAAAの格付けを失うかもしれないというニュースもあります。 米バークシャー:S&Pの「AAA」格付けも失う恐れ(Update1) 再保険の規模縮小と手元現金の減少が原因なのでしょうが、個人的にはまだまだバークシャー株はストロングホールドです。 個別株で保有している以外に、かいたくファンドTMA長期投資ファンド経由でも保有しているので今回のニュースは嬉しいニュースでした。やっぱりバークシャーには株よりも企業買収で盤石の基盤を築いて欲しいです。