10月19日にミュージックセキュリティーズが設定・募集しているマイクロファイナンスファンド「カンボジア3」の説明会のまとめです。4回シリーズの今回は再びLIP&ミュージックセキュリティーズの杉山さんからマイクロファイナンスファンド「カンボジア3」についての説明です。(Ustアーカイブの14:30以降)
日時
10月19日(火)19時〜21時
場所
新丸の内ビルディング10階・21cクラブ
講演者
NPO Living in Peace(LIP)の代表 愼 泰俊さん
LIPメンバー 長島 毅さん
ミュージックセキュリティーズ 杉山 章子さん
Ustアーカイブ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/10294775
後半 http://www.ustream.tv/recorded/10295283
参考リンク
マイクロファイナンスファンドとは(Living in Peace)
ファンドの概要について
杉山さん
これは寄付ではなく、投資商品ですのでスキームや資金使途、リスクと留意点、利回りなど説明します。
今回ファンドが3つ目という事で、これまでの2つのファンドからいくつか変更点がある。
・延滞率テストの実施
お金が集まって現地に送金する際に延滞率が5%以上になっていた場合には下がるまで待つ
マイクロファイナンス機関側からも規律が働く、出資者側の資金の安全性を確保する
一般的なマイクロファイナンス投資においても10%くらいまでは問題ないと言われている
・カンボジア3は3つのシリーズ構成に
3−1,3−2,3−3と3回募集する。
適正な資金を現地に送金するために、分割して募集することになった
一度にたくさん資金がマイクロファイナンス機関にくるとたくさんの資金を貸し出してしまい多重債務を呼ぶ可能性がある
MFI機関が貸し出す速度はほぼ一定。これはスタッフが貸し出す相手は一定なので、出資を現地のペースを合わせて1000万円
ずつくらい
・配当がプラスの場合は毎年分配
カンボジア1,2は分配金は3年分まとめて最後に清算する仕組みだったが、今回から1年毎に決算を行い、配当がプラスの場合はみなさんの手にお戻しすることに。
カンボジア3の募集情報
一口3万円 ただし一人当たり最大33口(99万円)まで
口数に関わらず一人500円のマイクロビジネス協賛金をいただいている
最後に現地でマイクロクレジットを使ってお金を借りている人の事業コンテストを計画している
購入時に出資金から手数料を5.5%差し引いて、残りを米ドルに両替して送金する
(※書面で10口未満の申込の場合は別途申込手数料が1,000円。Webでの申込は申込手数料無料)
30,000円分(一口)カンボジア3を購入すると
手数料:1,650円 →ミュージックセキュリティーズの取扱手数料
出資額:28,350円 →米ドルに両替した後セイラニティ チャンカールー支店へ出資
リスクと留意点
申込時にWeb上で契約書をご覧いただけるので確認いただく
元本保証のある商品ではありません
一番影響があるのは為替リスク
カンボジア1:87円/ドル
カンボジア2:90円/ドル
正しく理解した上で、現地で働くみなさんを応援したいという前向きな方に応援していただきたい
分配シミュレーション
事業の業績(純利益)を基準に利率が変わる(→分配シミュレーション)
具体例
セイラニティの利益が2010年比率で横ばいの場合→32,177円 利回り7.2%(為替調整前)
リスク、リターンをご理解いただいた上で購入いただきたい。
運用状況はWebで報告が見られます。
出資者特典
出資者の名前を書いたポスターを支店に貼る(ニックネームやご夫婦でどうぞ)
マイクロファイナンスフォーラムや懇親会
スタディツアー 現在HISと企画を練っている段階で来週下見に行って来る
カンボジア3-1は12月6日までの募集。もしくは1,000万円が集まったところで募集終了します。
※2010年11月3日現在40%
その後、3-2、3-3と続きます。
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