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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤー2010詳細分析#2

投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤー2010詳細分析#1に続いて、今度は運用会社別に分析してみました。 まずは得点順ランキングです。 得点順ランキング 運用会社別ではeMAXISに加えてMAXISシリーズを擁する三菱UFJ投信が猛追したものの、1ポイント差で住信アセットマネジメントがトップになりました! ファンド別ではトップ10に入っていなかったピクテ投信投資顧問DIAMアセットマネジメントがランクインしています。 直販系ではセゾン投信が6位、鎌倉投信が8位でした。 続いて人数順ランキングです。 人数順ランキング こちらでは三菱UFJ投信がトップになった他はあまりランキングに動きはありません。 続いて支持率ランキングです。 支持率ランキング トップはバンガード・インベストメンツ・ジャパンの2.4ポイント。 同率でしたが、得点差で2位に鎌倉投信。 3位に住信アセットマネジメントという結果になりました。 4位のDIAMアセットマネジメントや5位の中央三井アセットマネジメントまでは平均で2ポイントを超える支持を受けたという事で、個人投資家からの共感度が特に高い運用会社と言えるのではないでしょうか? おまけ 投信概況から2010年11月末時点での運用会社の純資産残高トップ10です。 これを見て気付くのは、大手よりも中堅運用会社以下が個人投資家の支持を集めているなという印象と、今回9位のフィデリティ投信のファンドが一本もランクインしなかった事。 フィデリティといえば銀行などを中心に幅広い販売会社で投信を販売しているアメリカの独立系運用会社ですが、日本の個人投資家にはあまり評価されていないようです。 以前は分配金を出さずに愚直に長期投資を勧める骨太な運用会社だったのですが、販売会社の要望に負けて分配力とか言い出してしまっているのが残念です。 売れる商品を作るのも大事ですが、本当に顧客の資産形成に役立つ商品を企画して欲しいというのが若年層の個人投資家の要望です。 まだ、お金を持っている退職者層がメインの顧客だと思いますが、ネット証券の台頭などで若年層の証券投資も徐々にですが広がってきています。 目先の手数料稼ぎではなく、資産形成に役立つファンドの登場を今年も期待しています!(販売会社の皆さんもね!)