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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

震災後1週間の値動きの振り返り

震災から金曜日で一週間が経過しました。

株式市場も荒れましたが、今回は分散効果があったのか振り返ってみたいと思います。

サンプルには4資産分散のファンドがある中央三井のインデックスファンドシリーズを用いました。

地震発生前から比較するために3月10日(木)の基準価額を10,000として3月18日(金)までを比較しています。

 4資産分散:4資産インデックスバランス(成長型)

 日本株式:CMAM日本株式インデックスe

 外国株式:CMAM外国株式インデックスe

 日本債券:CMAM日本債券インデックスe

 外国債券:CMAM外国債券インデックスe

日本株で最大約18%、外国株式で約10%程度あったものの外国債券は円高による5%程度の値動き、日本債券に至ってはほとんど値動きがありません。

結果として基本4資産に分散投資していた場合は最も下がったときでも7%程度の下げで済んでいますし、日本株が20%くらい下げている時でも5%程度のマイナスで済んでいます。

日本債券ががっちり値動きのブレーキをかけているのがわかりますね。

もちろん値上がりに対してもブレーキの効果が出るのですが、人間投資を止めたくなるのは損をした時です。

若い人はリスクがたくさん取れるので株式多めという人もいますが、投資に慣れるまで、少なくとも大きな下げを一度は経験するまでは最低でも債券ポジションを半分は持って自分のリスク許容度を現場で感じた方がいいと思います。

もっと下げても大丈夫だと思えば株式比率を上げればいいし、債券半分の値動きでもドキドキしてしまうというのであれば債券を70%程度までは上げてもいいと思います。

一番良くないのは下がった時に損を確定して止めてしまうことです。

これからもコツコツと投資を続けていきましょう!