森林組合から少しだけ移動して今度はニシアワー製作所へ。
西粟倉の木材を扱う製材所です。ワリバシの原木をワリバシ用の厚さに切ったり、乾燥工程前に水分を測ったり、無垢板タイルを作っている現場やモルダーを使った木の加工、ワリバシ製造ラインなどを見学しました。
ワリバシ用の厚さに木材をスライスする機械。こんな感じに薄切りにされます。
この後ワリバシ生産ラインへ これが間伐材割り箸製造用の機械。飛騨の割り箸工場で使われなくなったものが元になっているそうです。 現在はこの機械が3台の体制ですが、割り箸作りの問題点への対応を試しつつ、新しい機械の開発にも着手しているそうです。
既存の割り箸機器メーカーでは固定概念があって断られるような事も大手電機メーカーなどに製造機器を納入している会社と話すと意外に融通がきくそうで、夏ごろにはニューマシーンが登場するかも。
今回のツアーに参加した目的にワリバシ製造ラインを見てみたいというのがあったので、目の前でワリバシが作られる様子を見られて良かったです。
ワリバシカンパニー設立発表会にも参加してワリバシのサンプルを何度か触っていましたが、出荷版は手触りの面で大きく進化していました。 本当に滑らかで元禄箸とは思えないくらい。 切り口の加工にまだ甘い部分はありますが、見違える出来でした。 ラーメン屋でわさっと刺さってるワリバシよりは明らかにクォリティーが上ですし、安物によくある変に割れてしまう様なこともありません。
自分はワリバシファンドにも投資しているので、いい出来のワリバシが出来上がって本当に嬉しかったです。 箸袋は24節季毎に変える予定だそうで、毎日の昼食にマイワリバシを使ってくれればというお話でした。 まだまだ試行錯誤しながらワリバシ製造ラインを作っている段階で、色々調整しながら機械を製作、製造能力を上げていく計画ということでしてので、今後どんな風に変わっていくのか見るのも楽しみです。
ニシアワー製作所の後はあわくら温泉へ。桜が散る中露天風呂に入るのはとても気持ち良かったです。 お腹が空いたのでお風呂に入る前に買い食いした大福餅も美味しかった! 夜は森の学校で西粟倉の野菜や猪肉の入った鍋料理。 ここでニシアワー製造所で出来上がったばかりの間伐材ワリバシが参加者に配られました。 嬉しい計らい!
西粟倉産野菜の天麩羅 ぼたん鍋 猪の肉と、味の比較用に豚肉も。イノシシ肉ってこれまで一回しか食べたことはなかったのですが、これは本当に美味しかったです。獣肉なのに凄い!
鹿肉のタタキ 臭みが全然なくてこれも美味しかった! 夕食時には村長さんも来てくれました。
温泉で本当の栃の実から作っているという話を聞いて思わず買った栃餠も、鍋に入れると美味しくなるという村長さんの話を聞いて鍋に入れてみました。 鍋のダシを吸って程よく柔らかくなった栃餠はちょっぴり苦味もありましたが美味しかったです。
食事を満喫した後はモデルルーム宿泊体験。木をふんだんに使った家で布団をしいて横になっていたらいつの間にか寝てました… 朝は少し周りを歩いて見ましたが、黒を基調にした外観もカッコいい家でした。 上物で2000万円位だそうです。 駅前でリバーサイドの一等地にまだ三区画位空きがありましたので、是非! 3へ続く
【関連HP】 ニシアワー