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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

カンボジア3-3へ投資しました

NPO リビング・イン・ピースが企画、ミュージックセキュリティーズが募集しているマイクロファイナンスファンドカンボジア3-3』へ一口出資しました。 ファンドで募集されたお金はカンボジアマイクロファイナンス機関セイラニティのチャンカールー支店に出資されます。 カンボジア3−3(→ファンド詳細)  最低出資金額:3万円(33口/名まで)   ※マイクロビジネスアワードへの出資金500円が別途必要です  募集上限額 :1,056万円(352口)  募集期間  :2011年3月25日から2011年8月31日まで  会計期間  :2013年12月31日まで  分配    :年1回を予定  手数料   :出資金の5.50%  為替リスク :米ドルに対する為替リスクがあります マイクロファイナンス機関セイラニティについてリビング・イン・ピースが調査したレポートはこちら 3万円というお金であっても、途上国で繰り返し融資に使われる事で多くの貧困層の方が経済的自立を達成するための助けになります。 先日、リビング・イン・ピースによるカンボジア スタディツアーの報告会がありました。Ustreamでも中継され、アーカイブを見ることができます。 こちらのブログで実際にスタディツアーに参加された方の感想が紹介されていますが、本当に普通の人の生活に役立っているんだなぁと感じます。 何かスゴイ事が生まれるわけではないかもしれません。 でも、多くの生活者が、より豊かに生活するためのお手伝いをできるってそれだけでスゴイ事だと思います。 金銭的にはそんなにリターンの出るファンドではありませんが、幸せを増やすための投資と考えればそちらの方のリターンがたくさんあるのではないでしょうか? これまで出資者限定のレポートになっていましたが、マイクロファイナンス機関の顧客のストーリーは出資者以外にも公開されました。(→こちら) 寄付ではなく投資という形で支援ができるので、2年半後に戻ってきた資金をマイクロファイナンスファンドに投資することで継続的に支援を続けることもできます。 寄付ではなかなか継続的にお金を出しづらいという方にとってもいい仕組みだと思います。 純投資として見ると、分配シミュレーションを見てもわかるとおり、あまり利幅の大きなファンドではありません。 また、日本とカンボジア間で租税条約が結ばれていないため、利益に対してカンボジアと日本の両方で課税されてしまいます。 ただ、ダイレクトにカンボジアマイクロファイナンス機関へ出資して現地の生活向上の役にたてるという手触り感はこのファンドの特色だと思います。