レオス・キャピタルワークスが運用するひふみ投信の月次報告書「ひふみのあゆみ」が公開されています。(→こちら)
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9月末の状況
純資産総額 :14億91百万円
株式比率 :56.74%
現金比率 :43.26%
組入会社数 :52社(-)
1ヶ月リターン :-3.02%
6ヶ月リターン :-3.05%
1年リターン :11.70%
標準偏差(1年) :12.81 *月次ベース
シャープレシオ(1年):0.91
※モーニングスター社によるファンド分析はこちら
9月は欧州の信用不安などで弱気な相場でした。
ひふみ投信では世界経済の原則と円高に備えるため外需企業を売って内需関連企業へのシフトを進めました。
結果として小売32.42%、サービス業15.39%とかなり内需でしっかり業績を残せる会社が組み入れ上位に姿を見せています。
また、現金比率を43%と仕組み上取れるほぼ最大のポジションとすることで基準価額の下落を防ぐ守りと割安になった成長性のある株を購入するための軍資金を確保しています。
「守りながらふやす」という事で株式市場が下がるときはマイルドに、上がるときはそれなりに追随するひふみ投信の運用哲学通りの運用がなされていると感じます。
現金を持つと上がる時に付いて行けないのでは?という質問には、下げの時に市場よりも下げなかった貯金があるので、それなりに追随できれば結果的にボラティリティ(リスク)の少ない運用ができるというのが答えになります。
組入企業上位10社
1. JPホールディングス
2. 山崎製パン
3. ジェイアイエヌ
4. あさひ
5. 朝日印刷
6. ヤマダ電機
7. ツクイ
8. 総合メディカル
9. シップヘルスケアホールディングス
10. ワタミ
ひふみアカデミー(運用報告会)のアーカイブ動画
10月4日(火)に開催されたひふみアカデミーのUstreamアーカイブ動画です。
今月は参加できたのですが、動画配信されなかったところでは
過去10年でTOPIXはマイナスだったが上場株式の44%は上昇していた事実がある。市場全体が下げていても世の中にはそれだけ上昇している株があるので、そういう銘柄を選んでいけるように運用しているという話
小型株はアナリストがついていない事が多く、会社訪問すると喜んで話してくれるような会社は業績が良くなるサイン。日本株のアナリストはアメリカ株と比較して少ない上に小型株はプロがほとんど手を出してこないのでいい銘柄を発掘しがいがある。など運用の裏側っぽい話もあって楽しかったです。
Video streaming by Ustream
セミナー情報
詳細・参加申し込みは こちら からどうぞ
10月29日(土) 【大阪】ひふみ投信運用説明会 in 大阪
11月08日(火) 【東京】ひふみアカデミー(運用報告)
【関連HP】
ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)