ちょっと調べ物をしていてモーニングスターで日本株ファンドを純資産額順に並べてみて驚きました。
インデックスファンドはまだまだ主流じゃないと思っていたのですが、日本株ファンドの世界では違いました。
1位がフィデリティ・日本成長株・オープン、2位がさわかみファンドというのは知っていたのですが、実は3位にいきなりインデックスファンドが登場、3〜5位までに日経225連動型インデックスファンドなんです。
こんなにインデックスファンドの存在感があるだなんて思ってました?
6位以下を見てみます。
7位、11位、15位、20位にも日経225連動型インデックスファンドが登場します。
トップ10に4本、トップ20に7本もインデックスファンドがランクインしているんです。
ちなみにTOPIX型は29位にJA TOPIXオープンという農林中金全共連アセットマネジメントが運用しているファンドがトップです。(29,242百万円)
全国のJAで販売しているインデックスファンドがここに登場してくるのにも意表をつかれたのですが自国の株式ファンドの純資産トップ20に7本もインデックスファンドが入ってくるのは、はっきり言って異常事態です。
これは、決して日本においてインデックスファンドが根付いたからこうなったのではなく、日本の運用会社が自国の株式のアクティブ運用にメインに据えず、外債などに安易に流れてしまっている現実の裏返しです。
これだけ日本株式のアクティブ運用がスカスカだとちょっとした事でボラティリティが高くなってしまうのも納得できます。
さすがに10位にブラジルレアル建ての日本株式ファンドがランクインしてしまう状況はまずいでしょう。12位のトヨタグループ株式ファンドにもショックを受けましたが。
東日本大震災で売られた日本株にBuy Japanese. I am という動きもありますが。それよりもっと根本的な所で日本株のアクティブ運用を見直さないとまずいと思います。
売れる事が必ずしも正しいことではありませんが、日本株はパッシブ運用の比率が高すぎです。
日本の運用会社の皆さん、通貨選択型を売ってる場合じゃないですよ!
地元だし、どこの国よりも一番リサーチに力を入れられる日本株の運用しましょうよ!