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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還の先行上映に行ってきました。

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今日はロード・オブ・ザ・リング3部作の最終章「王の帰還」の先行上映という事でまたまた新所沢パルコに行ってきました。19:50からの最終回でお客さんの入りは8割程度と、自分たちが今まで行った先行上映では一番の入りでした。(びっくり)この分なら、来週からもかなり人が入るんじゃないでしょうか?ちょうど今、大作がないときですし。

なにしろ、まだ先行上映の段階ですのでネタバレにならないように感想など。

ちなみに、前作でスメアゴルをスルメアゴと呼んだvegeは今回もギムリをグリムと呼ぶなど相変わらずのボケボケぶりを発揮しています。

前作「二つの塔」を原作と比較すると途中で話が終わっていたので、今回は更に話を詰め込む必要が出てきます。1作目から原作とは違う部分がよくある映画ですので今更ここが原作と違うとかそういうケチをつけるつもりはありません。そういうのはどの映画でもあることですし。

しかし、この映画の特徴である、DVDでの未公開シーンを付け加えたバージョンを見るともっと話がよくわかるというのは健在です。3時間23分もあるのにです。座っているのがつらくなるくらいに長いのですが、まだまだこれだと話がはしょられすぎで原作を読んでいない人には正確に話が伝わらないんじゃないかと。あれ、サ○○ンは?とか。

いまいちフロドとサムの苦しい旅路が伝わりませんし。原作だと読んでてつらくなるくらい苦しい最後の旅路なのが、割とあっさりと書かれています。まあ、ここら辺は地味なので映画向きじゃないのかもしれませんが。

その他にも戦闘が終わった後の喜びのシーンがかなりカットされていて、ここでもっと盛り上げた方が良くない?って場面なんかもあります。全ては最後のシーンに盛り上がりの最高潮を持って行くためなのでしょうけど、個人的には最後もうーん、いまいち盛り上がってない?って感じでした。マトリックスも最後はいまいち?って感じでしたけど、こちらは原作を読んで最後を知っているだけに余計にそう感じたのかも。

時間が足りないのであらすじだけ淡々と見ているような感じです。例えると大河ドラマの総集編といった感じでしょうか。

原作の王の帰還の下巻(6巻)では最後に追補編が入っていたり、あれ?もう終わりかよと突っ込みたくなるくらい早い段階で一応の終わりが来るのですが、そこからまた更に話が続いていたりします。そのため、うちでは一体どこで映画は終わりにするのかねえ?あのちっぽけなイベントが映画化されるのか?なども注目だったのですが・・・結果は言えません。映画館で確認して下さい。

二つの塔の最後でサルマンの塔を襲う時ほどの爽快感は感じられませんでしたが、戦闘シーンはド迫力ですし、元B級ホラー映画の監督さんだけあって今回も敵モンスターはグロいです。

レゴラスは相変わらず軽快な動きをみせてくれますし、ギムリは今回もお笑いキャラとして活躍してます。このコンビは本当にいいです。(レゴラス役の俳優がモヒカンだったのを知った1作目のメイキングにはショックを受けた過去は水に流そう)

そこら辺も見どころですね。

まとめると、なんかいまいちな映画だったなあという気がします。個々の場面はいいと思うんですけど、カットしすぎで話に深みがないなあと。これ以上長くされても困るっちゃあ困るんですけどね。やっぱり、映画化は6作でやれば良かったんじゃないかなあ?と思いました。

とりあえず、これで3部作セットの更にスペシャルエディションなDVDがでると思うので、それを買って未公開シーンを追加されたバージョンを楽しみにしたいと思います。(褒め言葉になってないし)