雪に願うことをテアトルタイムズスクエアで観てきました。
ばんばが題材、吹石一恵が出ている。これだけの条件がそろえば休日に所沢を滅多に出ない僕でもたまには新宿に足を運びます。(池袋でパルコの株主総会もあったしね)
タイムズスクエアは整理券方式なので先に整理券をもらって、上映時間まで暇をつぶしているとHMVで「天上智喜」さんのインストアライブをやってました。
アカペラでABBAのダンシングクイーンを歌ったり、なかなか歌唱力もある彼女達なのですが、どうも1名歌が下手な人がいてそこが気になったなぁ。
なんて事をしつつ13:15開始の回で鑑賞してきました。
ばんばのレースシーンはなかなか見応えがありました。
ああやって、観客が馬と一緒に歩いて見れるものなんですね。寒そうだけど、一回ばんば見に生きなくなりました。
北海道にいるときから興味はあったんだけどね。結局一回も行くことなかったからなぁ。
調教師の弟だってだけでいきなり厩務員として働き出したり、ウンリュウに好かれて現役の時よりも調子が良くなったなんてのはあまりにも話がうますぎる気がするけど、人間ドラマとして見るとなかなか深いところがありますね。
年間100万円稼げなかった馬は阿蘇に行って馬刺し。
衝撃的な言葉ですが、その通りなんですよね。ウンリュウだって、なんとか最後には勝った・・・(んだよね?)のだろうけど、翌年に100万円稼げなかったら馬刺し。
あくまでも一年寿命が延びるだけなんです。
それに比べたら会社経営に失敗した学なんてのは、まだやり直しがきくだけましだよね。
女性騎手の牧恵も、父親が名騎手で自分も騎手としてデビューしたけど減量特典が減ったら勝てなくなって騎乗依頼も少なくなって悩んでいる。
登場人物それぞれに陰があるんだけど、なんとかやって行こうっていう希望を感じられたラストシーンで良かったんじゃないかな。
それにしても佐藤浩市は新撰組!!でもそうだったけど、かっこいいねぇ。存在感あるよ。
吹石さんもポニーテールが中央競馬の増沢(旧姓牧原)さんっぽくてGood。
東京国際映画祭で4冠を獲得したという事もあって結構人は入っていましたが、そんなにいい映画か?って言われるとちょっと?がつきますね。
ばんばのレースシーンはもう少し迫力があっても良かったんじゃないかな?
人間に焦点を当てているから仕方がないのかもしれないけど。
よし、今度は北海道にばんえい競馬を見に行くぞ!