以前インデックス投資交流会で名刺交換をさせていただいたファインシャルインディペンデンスの田口さんの本。
バフェットの伝記「スノーボール」からいくつかのエピソードを紹介しつつお金についての考え方をやさしく解説しています。
文字も大きく、行間も広いので読みやすく、1時間かからないくらいでさらっと読めるのも初心者にとって良いと思います。
6歳のバフェットがチューイングガムを3セントで仕入れて5セントで売ったビジネスから、理髪店にピンボールマシンを置いて儲けるビジネスなど、色々な例を使ってお金を稼ぐために必要なエッセンスが語られます。
事業で儲けたお金は使わずに再投資する。
農地を買ったら小作人に農作物を作らせて儲けの一部を受け取るなど。
株式投資や投資信託、FX、保険、不動産投資、REITなど幅広い商品について簡単に説明がされていて、これだけでは始めることはできませんが、始めるにあたっての最初の一歩という意味ではわかりやすい本だと思います。
特に、節税について語られているのが新しいです。
巻末にはオススメのマネー本が15冊紹介されていて、投資を始めようと思ったときにトンデモ本をつかむリスクを回避できるようになっているのも親切です。
社会に出たばかりの新社会人にも、お金について考える上でオススメです。
マネー本の裾野もずいぶん広がったなぁと感じさせられました。