一昨年の秋にvegeの親戚に挨拶という事で九州に行った時の話です。
その日は大牟田の駅から長崎へ行く予定でした。長崎は独身時代に急に取れた休みを生かしてふらりと行ったのが、すごく気に入って機会があればまた行きたいと思っていたのです。(ちなみに、長崎を選んだのは細野晴臣さんの「はらいそ」というYMO結成直前の曲の舞台だったから)
で、大牟田の駅で長崎までの切符と特急券をvegeと2人分買いました。でも、渡されたのは乗車券と特急券の2枚だけ。あれ?乗車券って2人一緒とかってできたっけ?と思って改札の前から駅員さんに声をかけましたが、そのまま通ってというような表情をしています。
仕方がないので1枚の切符で2人、自動改札を通ろうとすると案の定vegeがひっかかりました。
でも、駅員さんは気にしていないようなのでそのまま強行突破してみました。(おい)
おかしいなあと思いつつ長崎へ行く特急を待つ為にホームへ。
ふんふん、○番ホームね。とそっちの方で待っているとちょうど特急の来る時間になって何故か向かい側のホームに特急が来ると言うアナウンスが。鳥栖という所で乗り換えるという事は知っていましたが、大牟田で乗る特急がどこ行きかまでは把握してなかったので「なにー!、ぬかったわ!あっちだ!」と大きな荷物を持ってvegeと二人、階段を登って隣のホームへダッシュ!
ここでも、さっき見たとき確か○番線って書いてあったのになあと一瞬迷いがありましたが、時間的に合っているのはこっちっぽいので仕方なく走りました。
んで、無事特急に乗り込んで自分たちの指定席のある車両へ移動しようとしたとき、自分の後ろでvegeが見知らぬ人に声をかけられています。
「あの〜、鳥栖へ行くにはこれでいいんですか?」
対するvegeの答え
!2 「私もどこに行くのかわからないんですぅ」
!1 ブハッ!ε=(>ε<)
いくらおいらにくっついて来てるだけとは言え、人に聞かれて「どこに行くのかわからないんですぅ」はないだろ!(゜O゜)☆\(^^;)
連れ去ってる訳じゃないんだから・・・
その人達はいなくなったのできっと降りたんだと思います。
で、電車は走り出して暫くたち、車掌さんがまわってきました。切符を差し出すと
!1 「お客さん、これ反対方向ですよ」
と、聞きたくなかった一言。
「どこまで行くんですか?」と聞くと「熊本です」との答え。
やっちまっただよ。つい数日前に太宰府天満宮に言った割には頭悪いのなおってません。
車掌さんは熊本で逆行きの切符を買って下さいねと言い残して去って行きます。
で、熊本に着くと転んでもただでは起きないおいらの本領を発揮して(負け惜しみともいふ)、長崎見物を1日減らして急遽熊本見物に繰り出す事に。
後編へつづく