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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

ひょんなことから熊本旅行記

[前回]:http://ch.kitaguni.tv/u/1173/%bb%a8%b5%ad/0000081951.html のあらすじ

さて、大牟田から長崎に向かうはずが思わぬワナにはまって(勝手にな)さあ、大変。

あんたがたどこさ〜、肥後さ〜、肥後どこさ〜、熊本さ〜で皆さんにおなじみ「熊本」に着いてしまったm@とvegeご一行様。

せっかく熊本にきたので長崎観光を1日やめて熊本観光にでかけようという行き当たりばったりな計画を立案します(m@が)。

さて、どうなることやら・・・

まず、熊本といったらなにはなくとも「熊本嬢」です。(誰だよ)

じゃなくて日本三大名城に数えられる「熊本城」です。ただ、どうやら三大名城っていろいろあるみたいですね。いろんな自称三大名城を足して行くと姫路城、熊本城、名古屋城大阪城小田原城などなど一体いくつあるんだよとツッコミの一つもいれたくなります。

しかし、城好きなm@としては、三大名城が三台目以上(それなら3つ以上あっても納得)と変換されたとしても、熊本城は外せません。

熊本城までは路面電車で行きましたが、周りは公園になっていました。しかし、この公園の入り口から天守閣まで攻め入るのはなかなか大変な道のりでした。(攻め入るなよ)

KUMAMOTO01.jpg

さすが、難攻不落と言われた名城です。天守閣の中にあった資料館でも西南戦争で54日間、西郷隆盛率いる薩摩軍の猛攻に耐え抜いたという近代戦にも通用した難攻不落さをたたえていました。戦国時代ならいざしらず、明治になってからの戦争に耐えたってんだから立派なものです。

で、熊本城が終わったら次は腹ごしらえに熊本ラーメンです。でも、急遽来たのでまったく下調べがなく、駅前で見つけた熊本ラーメンの店に入りました。太麺で豚骨スープなのでスープがよくからんでおいしかったです。

次は余った時間に阿蘇まで行って帰って来れるかを吟味します。阿蘇はなにしろvegeが日本で一番好きな風景と言っていたくらいの場所だったので、ここまで来たからにはなんとか行こうとするのが人情ってもんでさぁ。(江戸っ子風に)

結局、JRと現地で観光バスを使えばなんとか往復して更に長崎にその日のうちにたどり着く事もできるという事がわかったので阿蘇へGo!です。(思わぬ出費が・・・)

ほとんどローカル線そのままというような特急でゆっくりと阿蘇の麓につくと、産業再生機構入りした事でも有名な九州産業交通バスのターミナルで阿蘇観光バスを待ちます。

この日は平日だったこともあった上に、熊本城観光なんかしてたもんだからみんな帰るような時間になっていてバスターミナルでバスを待っているのはわずかに3人(うち2人がうち夫婦)。

バスが来ても、結局乗客は3人だけでした。しかし、何故か運転手さんともう一人バス会社の人が乗ってます。何してんだろ?と思ってたら「ばれたらやばいって」「まあ、隠れてろ」ってな会話があって一人は座席の影に隠れて営業所から見えないようにバスで外出です。(おい)

なんか、ほのぼのしてんなあとvegeと二人で笑ってました。

!1しかも、出発してすぐにガソリンスタンドに入って給油するし

きっと、もう一人の人を街中(といってもすぐ近くだけど)で降ろすんだろうなあとは思ってましたが、これには意表をつかれました。

運転手さんじゃない人はここで降りて行きましたが、バスに乗ってて給油されたのは初めての経験です。自分もvegeも、こういう状況になっても怒りだす人じゃないのでいいんですけど、都内のバスで出発していきなり給油したら怒りだす客がいても不思議じゃないよな〜。(おもしろかったけど)

で、給油も済んでバスは観光案内のテープを流しつつ阿蘇山を登って行きます。しかも、今度は途中の展望台のようなところで停止して写真を撮ったりする休憩時間がつくサービスっぷり。なにしろ客が3人しかいないから途中でおろしても誰が客か判断できるもんねえ。普段は、お客さんを途中で一回おろしたりしないよねえ。(たぶん)

で、その休憩が済んでからは運転手さんと「どっから来たの?」で始まるフレンドリーな会話をしつつ進みます。どうやらもう一人の人は自転車で日本一周をしていたようです。

すっかり打ち解けましたが、自分たちは終点まで行かずに草千里でおりました。運転手さんに「帰りも乗りますね〜」と一声かけて。

草千里では、天気はいまいちでしたけど阿蘇の雄大な風景を堪能してこんな写真を撮ってみました。

KUMAMOTO02.jpg

北海道も雄大な自然がありますけど、阿蘇の自然もまた雄大でした。こっちの方が温暖なせいか自然がのびのびとしている気がします。

帰りは特急じゃなく、普通電車で熊本まで戻ったのですが、これがちょうど学生が帰宅する時間にぶつかったようで車両中に学生がうようよしています。見てて面白かったのが、ボックスシートの一角にどうみても不良の親玉と見られる一団がいて、彼女だのとりまきだのを近くにおいていばってるわけです。

んで、トップが降りると今度は2番手が1番の席に座ったりと上下関係がうかがえます。いやー、田舎の不良は面白い。まだまだ、昔の風景が残ってますね。自分が学生の頃の厚岸〜釧路間の通学時間帯の汽車でもいばってる連中いたっけな〜。(自分は汽車通学じゃなかったから滅多に乗らなかったけど)

熊本についてからは今度は間違いなく鳥栖で降りて「白いつばめ」というけったいな名前の特急に乗り込みます。(ただの「つばめ」という特急があるのでわざわざ分けているらしい ちなみにもう一方は黒いつばめ 今は新幹線のつばめもありますな)

さすがに、事前に予約してなかったので指定席があいておらず、自由席も一杯でデッキ部分にたっていました。するとそこには、バーカウンターまでいかないけどちょっとしゃれたテーブルがあったのですがなんと照明の色がピンク。

!1ピンク色の照明ってあやしすぎ!

せっかく車両はかっこいいのに。(実際JR九州の車両はかっこいいのが多い)

これはひょっとして若いツバメを意味しているのか!?(ないない)

そんなちょっとHな感じのピンク特急で無事長崎までたどり着きました。

次回は長崎編かも?