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"いい投資"探検日誌 from 新所沢の過去ログ#1(2003年7月〜2012年3月までの記事)

「なにわバタフライ」を観てきました

三谷幸喜さん脚本の舞台「なにわバタフライ」を週末に観て来ました。

今回の舞台はミヤコ蝶々さんの人生を戸田恵子さんが一人芝居で演じるという内

容だったのですが、感想はと言えば「本当に見事」の一言に尽きます。

戸田さん演じるミヤコ蝶々さんが半生記を書きたいという記者さんに自分の半生を語るというシチュエーションで話は進みます。一人芝居なので演出が大変なんだろうなぁと思っていたのですが、ライトを効果的に使って、そこに登場人物がいると思わせたり、控え室においてある小道具をうまいこと衣装に使ってその時々の自分の姿を演じたりする演出がとても見事でした。もちろん、その演出が笑いを誘ったりもするんですけど。(ガムテープの帯とか)

今年の正月に観た「その場しのぎの男達」は後半になって笑えるシーンの連続だったのですが、それと比較すると「笑い」という要素は多少控えめにしつつ、人情劇でほろりとさせる部分を持っています。その分、戸田さんの演技力の素晴らしさを十分に堪能できる作品とも言えるのですが。

戸田さんからあんなにキュートな声が出るのにもびっくりしましたが・・・。

舞台だと、俳優さんの演技をダイレクトに感じるのでやっぱりテレビと違って凄いなあと思いますね。三谷さん脚本の公演はなかなかチケットが取れないのですが、次回また機会があったら観に行きたいです。「新撰組!」を大河ドラマのキャスティングで舞台でもやってくれたりなんかした日には夫婦で発狂ものですね。

舞台が始まる前の注意事項の説明の放送でも三谷さんが登場して「経費の問題で非常灯は消灯します」だの、「上演中の録音、巻き戻し、再生は固くお断りします」だとか「携帯電話をお持ちのお客様は電源を切るか、バッテリーを外すか・・・破壊するか・・・なんかしてください」とか、これも笑えます。できれば10分以上前に席につくことをお勧めします。